沖田さん、それ以上近づかないで下さい【沖田総悟】

沖田さんはお友達？1 ページ18

｢お姉ちゃん！！！この飴と…うーん…。えっと、ガムちょうだい！！｣



｢私も！！！｣




｢俺も！！！！｣





｢ハイハイ、そんなに慌てないで。順番に聞いていくから。はい、お嬢ちゃんはガムと飴。｣





｢これ、お金｣





｢うん、ちょうど。ありがとうね。また来なよ！｣




はーい！！と言いながら、走り去って行く小さい女の子。



(…かわいいなぁ………。)



小さい子達は、やっぱりいつ見ても可愛い。目をキラキラさせて、元気に走り回る子供達を見てたら、こっちまで元気になる。



｢お姉ちゃん！次、私！！！｣



｢あっ、ハイハイ。ごめんね。｣



着物の裾をグイグイと引っ張られて、我に返る。



｢｢お姉ちゃんまたねー！！！｣｣




｢毎度。ありがとね！また来てね！！｣




わーいとお菓子を片手に走り去って行く子供達に手を振った。あ、今完全に口角緩みきってる。




(……でも、しょうがないよね、可愛いんだもの。)




店の中に戻ろうとすると、



｢よ。｣



沖田さんが居た。




｢うぉあああ！！！！きゅ、急にっ、…び、ビックリするじゃないです…か…っ！｣



｢随分前から眺めてたんだが。アンタのんな顔、初めて見やしたよ。｣



“普段からもあんな風にすればいいのに”と言われて、黙り込む。



(んなのアンタがいる限り無理だっつーの！)




｢Aさんは、ガキ好きなんですかィ？｣




｢そっ、そりゃあ………。す、…す、好きですよ………？｣

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