school smoker【Ryohei A】 (ページ27)

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ｷｰｰｰﾝｺｰｰｰｰﾝｶｰｰｰﾝｺｰｰｰｰｰﾝ

モ｢一限の体育ってやだよねー｣

モ｢お腹空くしさー｣

朝からの体育。

憂鬱なのは私もだ、下駄箱からグラウンドシューズを取り出すと紙を見つけた。

"先生に近づくなぶりっ子女"

か。

ん？後ろに気配が…バッと後ろを見ると慌てて隠れる人影が見えた。

…わかりやすいな。こんなの字でバレるに決まってんじゃん

私なら証拠は残さずもっと陰湿な感じで…

するとザクッという音と鈍い痛みがした。

…にゃろう…

上靴の中にガバリが入っていた。もちろん上向きで

モ｢あ！阿部先生ー！｣

おや。

阿｢あー朝から体育か。元気でいいねぇ｣

モ｢やだ先生ジジくさい笑｣

阿｢はははそうかー？いや年には勝てんよ｣

『先…』

モ｢先生ーーー！｣

ドンと腕を押された。何が起こったか分からなかった

モ｢昨日の授業でわかんないとこあったんですけどー後で化学室行ってもいいですか？｣

阿｢あぁまってるよ｣

モ｢あれ？安達さんそこにいたの？先生もう行っちゃったよ？｣

モ｢やだ何か怒ってるみたい｣

モ｢先生と話せなかったからじゃない？｣

モ｢うっそそんな事で怒っちゃうの？

先生か自分のものだとか思っちゃったりしてる訳？｣

モ｢ほんっと何様ってかんじだよねー｣

『…』

どんどんと自分の顔が暗くなっていくのを感じた

これは予想してたことだ

先生に近づけばそれだけ妬みの対象になる

モ｢ねぇー、先生、これからは雑用くらい私たちに言ってくださいよ安達さんばっかじゃ可哀想だよー｣

だからってこんなのどうってことない

モ｢安達さんぼやいてたよ、本当は嫌だって｣

阿｢そうか、それは悪いことしたなあ

じゃあ次からは君たちにお願いしようか｣

どうってことない

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