24 ページ24
____先生は優等生顔していた私の本音を見抜き
受け入れてくれたただ一人の人だ
"かわいくねーかどうかなんて自分で決める事じゃないんじゃねーの?"
だけどこの頃思うんだ
『タバコ買ってきた同じやつ。』
阿「おー、御苦労」
先生の好きな場所は自分の部屋と車の中
誰にも干渉されない空間
きっと本当は
この人の心に入り込むなんて誰にも…
阿「安達
ほれ、これでいーの?」
そう言って先生は私の掌にライターをコロンと落とした
だけど先生はずるい
『う、うん』
阿「こないだ生徒から貰ったやつだけど」
一瞬で私の迷いを消してしまう
ぎゅっと握りしめて大切にしようと誓った
(くれた人ごめん)
モ「あっ!見てみて!阿部先生だー!」
モ「隣にいるのって安達さん?」
モ「…なんか…あの二人ってよく一緒にいるよね」
モ「そりゃ安達さんは成績もいいしちょっとは美人かも知れないけどさそういうの利用して先生に近づくのってさぁ」
モ「ちょっと図々しくない?」
10人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:浜辺の教科書 | 作成日時:2020年6月23日 20時