式神になってみないか？(禪院甚爾)

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呪「ｴｴﾅﾝﾃﾞｽｶｧｧｱﾅﾜｻﾅﾏﾊﾀ⁈ｺﾛｽﾖｫｵｵｵ?」


呪霊は激しく落ちた雷で全身焦げだらけだが辛うじて立っている状態であり、突然のことに悟はただ見ていることしか出来なかった


悟「(アイツの式神か...クソ強えじゃん)...」


「召喚 淡青(ﾃﾝｾｲ)五条を治して」

淡「みゃーぉ」


今度は猫を召喚し命令を下したA
真っ白な猫は悟の元へ近づき優しい光を放つ
すると悟の怪我がみるみる治っていくのであった


悟「！反転術式...？式神で治癒できるとかマジか...」

悟の様子を機にすることなくAは目の前の呪霊に集中する。
その姿は今まで悟が見てきた中でとても綺麗で美しい姿だった



悟「アイツ...あんな顔すんのか...」





「雷雲。祓え」

雷「ｳｫｫｵｵｵｵｰｰｰｰﾝ‼‼‼」

ﾊﾞﾘｨｲｲｲｲｲﾝ‼‼‼





先程の音とか比べ物にならない鼓膜が破れるほどの爆音と爆発、爆風が視界を遮る



ようやく見えた景色は建物の名残もなく跡形もなく消えた呪霊と、平地になったところにポツンと立つAの姿であった





「雷雲、淡青戻れ」

名を呼ばれた2匹はAの前に来るとおすわりの体制になり頭を下げる

Aは頭を一撫でし命令すればそれぞれ一鳴きして静かに消えた






「五条立てる？ごめんね私の不注意で...」

悟「いや....助かった。帰ろうぜ




A」







「！初めて名前....」





悟「あんなの見せつけられたら認めるしかねーだろ。とっとと帰るぞ」


「！うん！」





入学して一ヶ月。やっと2人の距離は近づきつつある

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