式神になってみないか？(禪院甚爾)

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バタン、と扉が閉まる音がやけに響いたがAの心中の方が余程穏やかではなかった



まてまて、確かに恵にはママになってあげる！とは言ったけどそうすると甚爾が旦那？！


確かにイケメンだし家事完璧だし意外に気がきくけどヒモだよ？！しかも今式神契約したのに？！


あれ？そういえば死ぬかもとか言ってたよね?



結婚早々未亡人？！？！





でも、そうなると恵くんは禪院家に連れて行かれるかも？

それは避けたい！


何しろあの可愛い恵くんを守らねばいかん！
まじ癒しだからね！
大好きよ恵くん！






亡き父母、私彌生Aはどうやら初婚で子持ちの母になるようです








「でも甚爾の事好きだからまぁ、悪くはないかも....？」









甚「へぇ？俺のこと好きなんだ？」





「そうみたいなんだよね.....あれ？私誰と話して....」








甚「俺もお前の事悪くねぇと思ってっけど」






「？！？！？！どこから聞いてた？！」









外へ出たと思った甚爾だったが案外早く帰ってきて隣に恵がいた



「あっ、恵くん！お久しぶりだね！元気してた？」


恵「ねえ...本当に僕のママになってくれるの？」




恵は甚爾の服の裾を掴み少しおどおどしてAに問いかけた


「わ、私でよければ....恵くんのママにしてくれるかな？」


恵「っ！....よろしく...」




甚「って事で印鑑と書類記入しろよ」




甚爾が手渡したのは



夫の欄が全て記入済みの婚姻届だった

まてまて、準備良すぎない?てかこの短時間でよく記入したな

貴方家出てまだ30分よ?






甚「お前未成年だから保護者欄誰かに書いてもらえよ」







あ、私まだ18だった☆

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