62話 ページ23
ﾊﾞﾀﾊﾞﾀﾊﾞﾀﾊﾞﾀ
一斉に走り出した。
そして紙を手に取る。
A｢えっとー？借り物は……っ｣
……………………嘘やん。
大当たり！って書いてあるし！
これって絶対あれやんな！？
罰タイムがあるやつやんな、？
とにかくはよ借りなっ！
えっと、借り物は……
･
･
�狎こΠ貘臉擇平有�
･
･
･
まじかいな……
世界一大切な人なんて、
うちには1人しかおらへんわ。
あ、いや当たり前か(笑)
でも今は無理や！！！
同じ借り物でてんねんで!
頼めへんやろ。
神ちゃんの方をちらっと見ると
眉間にしわ寄せて
困っとる様子
A｢あんなんじゃ、頼まれへんやん｣
しかもこれ、ゴールしたら借り物発表されるんやろ、？
無理無理！
全校の前でそないなことできひんって！
そんなんやったら負けて
｢私のお父さんは22です！｣
って言った方がマシや！
そんなことを思っとると
神ちゃんが私の元に向かって走ってきた。
･
神山｢Aっ！……俺と、
……………一緒に走ってくれへんか？｣
･
A｢え？……｣
･
神山｢お願いや！っな？｣
え、嘘…めっちゃええタイミングやん！
このまま2人で一緒にゴールしちゃえるやん！
借り物発表されんのは嫌やけど、
まぁ……ええや！
A｢私も…借りたいん神ちゃんやねん！
………………一緒に行こ！｣
神山｢おん！｣
そう言って私たちは手を繋いでゴールテープまで駆けて行った。
ﾊﾟﾝｯｯ!!!!!
『おっと！なんと同じ走者の2人が一緒にゴールしました！！
2人とも、借り物が書いてある紙を渡してください！』
『………………な！なんてことでしょう！
2人とも同じ借り物です！当たりが一緒にゴールしましたっ……』
流星｢あいつらどんだけ仲ええねん(笑)｣
ｻﾞﾜｻﾞﾜｻﾞﾜｻﾞﾜ
神山｢えっ！Aもあの借り物やったん…？｣
A｢か、神ちゃんも……？｣
『さぁ！その気になる借り物を発表します！
その借り物は…………………………』
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作者名：なったん | 作成日時：2016年9月6日 19時
