青学のマネージャー U-17 新テニ

47話 ページ47

あなたside

大石｢海堂はもう限界だ｣

河村｢それに引替え手塚の呼吸は全然乱れていない。｣

またアウトボールを手塚ゾーンで返すんだね。

柘植｢惨めだな。自分からラリーを止めることすら出来ないとは。｣

桃城｢こんなこと続けてなんの意味があるって言うんすか！手塚部長！あんた一体！｣

不二｢待って｣

桃城｢言わせてください！不二先輩！｣

あ｢ダメだよ。桃｣

桃城｢(人1)先輩？｣

あ｢手塚は意味の無いことはしないよ。｣

桃城｢え？｣

不二｢気づかないかい？手塚は海堂になにかを伝えようとしている。｣

｢あ！｣

河村｢とうとう海堂の足が止まった｣

海堂｢(こ、この俺をコケにするつもりですか。部長。一体いつまで、、いつまで俺を)手塚てめぇ！ざけんじゃねぇぞ！たっ！｣

桃城｢マムシのやつ息を吹き返しやがった！｣


鳳｢日吉。｣

日吉｢ふ、はぁ｣

宍戸｢どうしたんだ若のやつ｣

齋藤｢勝利というのは意識した途端から遠さがって行くんだよね。｣

柘植｢必要なのは善の心ってか｣

宍戸｢若の顔つきが変わった。｣

跡部｢貴様が苦手とする持久戦どうやら克服出来そうだな！｣

忍足｢なんや。跡部は毎度接戦で破れる日吉にそれを教えてたんかい。｣

宍戸｢確かに若は追い上げられるプレッシャーに弱い。で、自滅する。｣

跡部｢はっ！｣

忍足｢必要なんは氷のような冷静さ。どんな時にでも決して動じん度胸。｣

宍戸｢なんだ跡部そのものじゃねぇか。｣

跡部｢(日吉よ。自分に言い訳している限りお前に氷帝の看板を背負う資格はない。頂点に立った瞬間今度は自分が狙われることになる。それでも上に立つ者は何がなんでもその座を守らなきゃならねぇ。)これは餞別だ！瞬きすんじゃねぇぞ！これが氷帝学園のテニス！俺様の美技に酔いな！｣

｢氷帝！氷帝！｣

氷帝コール。

どうして

宍戸｢嘘だろ！｣

鳳｢幻聴でしょうか｣

忍足｢いや、俺も聞こえるで｣

跡部｢俺からお前に送る！破滅への輪舞曲だ！｣

審判｢ゲーム跡部！47-45｣


跡部｢お前のお前だけの氷帝コールを見つけてみろ｣

日吉｢はい！｣

跡部くんと日吉くんの試合が終わった。

さて、、手塚と海堂くんの試合。

48話→←46話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す