青学のマネージャー U-17 新テニ

43話 ページ43

あなたside

真田｢(ここまでなのか)｣

幼い幸村｢言ったろ君には俺を倒せない｣

幻覚幸村｢認めるんだ。君と俺の差は永遠に埋まらない。｣

真田｢(いや、お前はお前たちは幸村ではない。俺の弱い心がつくりあげた幸村の幻影。俺は負けん！こんな所で膝をおってたまるか。)うぉぉぉ！！｣

真田くんがラケットを凄い勢いで振ってる。

なにかをはらってるんだ。

幸村｢(真田。)｣

切原｢俺見てらんないっす。あんなことしたって勝ち目無いのに。｣

柳｢いや。弦一郎は気力でこの状況を打ち破ろうとしているんだ。｣

幸村｢(俺が不在のなか立海3連覇の為に君は、、絶対勝利の掟を作って部のために尽力していた。部のことを1番に思って勝ちに拘っていてくれたのは！)はっ！｣

真田｢ぬぁ！！｣

幸村｢な、、｣

ジャッカル｢い、今のボール見えたか？｣

丸井｢いや。｣

幸村｢(なんだあれ、、。はっ、、錯覚？いや、テニスを楽しみたいと思っていた。でも)そんな余裕は無さそうだ！｣

、

、

不二｢鳳凰返し！｣

不二｢白竜！｣

不二｢麒麟落とし｣

菊丸｢必殺技のオンパレード。まるで不二の百科事典を見てるようだにゃ｣

大石｢なにもここまで裕太くんを追い込まなくても。｣

手塚｢いや。｣

大石/菊丸｢え？｣

手塚｢自分の全てをさらけ出し見せる。それが不二なりの愛情表現なのだろう。｣

あ｢裕太くんだから不二はやるんだよ。きっと｣

、

、

切原｢まるで球筋が見えねぇ！｣

幸村｢のぁぁ！｣

真田｢たぁぁ！｣

立海｢！？｣

幸村｢はぁ！！｣

審判｢ゲーム＆マッチ幸村！7-3｣

幸村くんと真田くんの試合が終わり。

そして、、、

審判｢ゲーム＆マッチ不二周助！7-2｣

裕太｢やっぱり兄貴は強いな。｣

不二｢ありがとう｣

裕太｢でもいつかきっと兄貴を超えてみせる！｣

不二｢あぁ！楽しみにしているよ｣

不二と裕太くんの試合も終わった。

幸村｢(あの時俺は少なからず恐怖を抱いた。真田の覚醒がもう少し早かったから。あるいは、、。)真田。｣

真田｢(俺にはその手を握る資格はまだない。)｣

幸村｢(これでいい。これからは君自身のために挑め。真田。)｣

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