青学のマネージャー U-17 新テニ (ページ36)

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36話ページ36

あなたside

そしてなにより1番見たくない試合。

大石と英二くん。

菊丸｢やっほ～い！菊丸ビーム！｣

英二くん。

菊丸｢菊丸バズーカ！あ、あちゃぁ！失敗失敗！｣

ネットに当たった。でもその笑顔は違うよね。

あ｢英二くん。｣

モニター室

黒部｢どうですか。今日の彼らは｣

齋藤｢そうだね～。概ね予想どうりではあるけど聞き分けのない子が若干1名。｣

菊丸｢ほんじゃ次行くよ！｣

モニターに映る菊丸。

齋藤｢さてさて。｣

別のコートでは越前と遠山が高校生と試合をしていた。

金太郎｢飛ばしてんな！こしまえ！｣

越前｢約束忘れてないよね？教えてもらうよ。1番コートの場所｣

金太郎｢多分やけどその人教えたくても教えられへんのとちゃうかな｣

高校生｢おい！そこの中学生！｣

金太郎｢ん？｣

高校生｢随分好き勝手にやってくれたな｣

金太郎｢こしまえ！なんやぎょうさん出てきたで！おもろなって来たな！｣

越前｢今度は楽しめそうじゃん！｣

高校生｢中学生如きが調子に乗ってられるのも今のうちだぞ。｣

、

、

あ｢英二くん。。｣

菊丸｢でん！菊丸バズーカ！｣

大石｢ふんっ！｣

菊丸｢菊丸ジェットバズーカ！｣

不二｢やはり様子が変だ｣

乾｢打球への反応速度、呼吸のリズムいつものデータよりズレている。｣

河村｢英二のやつ一体どうしたんだ。｣

乾｢菊丸だけじゃない。｣

手塚｢(それでいいのか。お前の答えはどうなんだ大石。)｣

あ｢大石もだね。｣

菊丸｢菊丸印の、おっとと、、あっちゃ～また失敗！｣

これでいいわけないよね。大石。

大石｢はぁ！！｣

菊丸｢大石。おー！やるな！俺も負けないぞ！｣

大石｢いい加減にしないか！英二！下手な芝居をいつまで続ける気だ｣

海堂｢芝居｣

河村｢どういうことだ。｣

不二｢そうか。英二のやつ本気を出さないでわざと試合を長引かせていたんじゃないかな｣

河村｢え？｣

乾｢これまでダブルスで共に戦ってきた大石と互いに蹴落とし合うなんてことはアイツには出来なかった。｣

あ｢大石と英二くんはどんな時でも2人で1人。2人の精神を一体化できるシンクロが使える唯一の中学生ペアだからね。｣

菊丸｢あれ？バレてたの？｣

大石｢あぁ。｣

菊丸｢あっちゃぁ！やっぱり大石には隠し事はできないにゃ！｣

大石｢最初にお前のサーブを受けた瞬間にな。分かりすぎるくらい分かってしまったよ。お前の気持ちが。｣

やっぱりわかっちゃうんだね。

大石。