青学のマネージャー U-17 新テニ

15話 ページ15

あなたside

翌日 中学生が来る五日前

あー！なんで私がまたこんな所に来なきゃいけないのよ！

あ｢三船入道コーチ！！来ましたよ！｣

三船｢お、来たか｣

あ｢何の用ですか？｣

三船｢わかってんだろ！このダンボールここに置いとけ｣

ってまた変な地図。

あ｢えーまた山奥。｣

三船｢文句あんのか？｣

あ｢ふんっ。まったく。誰のせいでこうなってると思ってんだか。｣

三船｢聞こえてんぞ！｣

あ｢聞こえるように言ってるんです！｣

三船｢いいからやっておけ！｣

あ｢はいはい！分かりました！｣

まったく！

こき使いやがって！そもそも親戚じゃなかったら参加なんかしてないつーの！

あー。重い。

このダンボールの中身なんだろ？てかいつ使うんだろ？

まだ先だからこんなところに閉まっておくんだよね。

ダンボールくんよ。ごめんね。またいつか会お！

合宿所

あ｢戻りましたぁ｣

黒部｢随分とおつかれですね｣

あ｢こき使われたので｣

黒部｢そうですか｣

ガタッ

齋藤｢いたぁ。｣

あ｢齋藤コーチ大丈夫ですか？｣

齋藤｢いつものことだから｣

あ｢ならいい加減慣れましょうよ｣

柘植｢ほんと慣れろよ｣

齋藤｢いや〜あはは｣

笑い事じゃないよ。齋藤コーチ。

柘植｢そういやお前平等院に勝ったんだってな｣

あ｢あ〜まぁ。｣

黒部｢よく、試合しようと思いましたね｣

あ｢だってムカついたんですもん。ボールが可愛そうで｣

齋藤｢東条さんは優しいんですね｣

あ｢えへへー！でもたまたまですよ！次はありません！｣

齋藤｢どうしてですか？｣

あ｢海外遠征から帰ってきた人に勝てるなんて思えません｣

黒部｢なら、一軍のNo.2と戦ってみては？｣

あ｢No.2？｣

カチャカチャ

齋藤｢彼ですよ｣

あ｢修さん！｣

柘植｢種ヶ島修二。やつは一軍No.2だ。｣

あ｢えぇ！？｣

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