青学のマネージャー U-17 新テニ

14話 ページ14

あなたside

翌日

中学生が来る六日前

あ｢か、勝った！やっと勝った！｣

入江｢お疲れ様｣

あ｢ありがとうございます！奏多さん！｣

鬼｢お前ほんとつぇな｣

あ｢よく言いますよ。3回目にしてやっと勝てたんですから｣

徳川｢(人1)はパワーが苦手なのか？｣

あ｢はい。ほんとは凄く苦手なんです。｣

種ヶ島｢にしちゃ。凄い試合しとったやんか？｣

あ｢頑張りました！｣

鬼｢またやろうな｣

あ｢当分先でお願いします。｣

午後

鬼｢どうだ？｣

あ｢無理だからやめます｣

入江｢僕には勝てないと？｣

あ｢勝てませんね。1回じゃ。奏多さんにも。｣

入江｢ふふ。どうしてだい？｣

あ｢奏多さんは演技が上手いですから。｣

入江｢気づいてるのかい？｣

あ｢多少ですが｣

鬼｢ほんと鋭いな。｣

あ｢マネージャーですから！｣

鬼｢そうだったな｣

あ｢あれ？徳川さんは？｣

入江｢徳川くんなら修さんと練習に行ったよ？｣

あ｢そうなんですね！見に行ってきます！｣

テニスコート

あ、いた！練習中かぁ。

飲み物でも買ってこよ。

徳川さんと修さんの分も買うか。

あ｢徳川さん！あれ？修さんいない。｣

種ヶ島｢わっ！｣

あ｢うわっ。｣

種ヶ島｢やっぱおもろいな(人1)は！｣

あ｢修さん！もう！｣

徳川｢大丈夫か？｣

あ｢はい！あ、これ！休憩してください！｣

徳川｢悪いな。ありがとう｣

あ｢いえいえです！｣

種ヶ島｢徳川だけか？｣

あ｢修さんにはあげません！｣

種ヶ島｢持ってるならちょうだいや！｣

あ｢あ、もう！｣

勝手に飲み物飲むんだから！！

ほんとテニスしてる時も休んでる時も徳川さんかっこいいなぁ。

みんなと同じ感じ。

早く会いたい。

種ヶ島｢そんなに見つめたら徳川もどうしたらいいかわからんくなるで？｣

あ｢え？あ！ごめんなさい！｣

徳川｢大丈夫だ｣

あ｢徳川さんかっこいいなぁって思ったらつい｣

種ヶ島｢かっこええか。｣

あ｢なんかみんなと同じだなぁって｣

徳川｢中学生か？｣

あ｢はい。｣

種ヶ島｢周りにそんないっぱいいたんか｣

あ｢うちのテニス部はみんなかっこいいですよ？｣

そう。手塚やリョーマくんだけじゃない。

みんなかっこいい。

種ヶ島｢ふ〜ん。そうなんか｣

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