バナナと私って聞いてた彼女が最近言わなくなった件【青】

『愛してる』 ページ8

雨粒｡様リクありがとうございます!
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今日もころんの家を自分の家のように使いゴロゴロしていると

こ「A〜愛してるよゲームしない?」『んぇ?』

愛してるよゲーム…ってなんだそれって思ってた私の心情を察したのか

こ「愛してるっていうのをお互いに言って照れたら負けみたいなゲーム」

ところんが説明してくれた｡

『ふーん…』面白そうじゃん｡

こ「じゃ、僕からね…」ころんは少し緊張している様子｡

こ「あ、愛…愛s…アイス食べる?」

『ん?このゲームアイス食べる?ゲームじゃないでしょ?()』

そう言いながら私はアイスが食べたくなったので冷凍庫からアイスを取りに行く｡

冷凍庫にはアイス…バナナアイスが沢山あった｡『うわ…』私は顔をしかめながら戻ってくる｡

こ「そんなの分かってるしっ!!じゃあAからどーぞっ!」

『おっけ』『愛してるよ』私はただ単になんの感情もなく棒読みで言ったつもりだった｡

こ「〜〜〜〜っっっっ!!!!」ころんの顔を見るとめちゃくちゃ照れていた｡

『え、よっわw』こ「うるさいっ!!もぉ〜!!」こ「もういっかいもういっかい!もーいっかい!」

ころんがコールをする｡

『しょーがないなぁ』私は半分呆れながらまたゲームをすることにした｡

『愛してる』こ「っ!…せーふせーふ」

『おい』思わずツッコむ｡こ「ま-許してよ｡いくよ…愛してる」

ころんの顔は真っ赤で私はその必死さに少し笑った｡

こ「笑わないでよっ!次Aだよ!」『はいはい…ころん、愛してる』

ころんはある程度耐久がついたようだ｡でも顔は真っ赤だった｡

こ「破壊力あるなぁ…」『え、?』こ「あ、何でもない｡…A愛してるよ」

言い合いは結構続いた｡『ねぇ早く照れてよ…愛してる』

こ「僕からは絶対照れないもん…愛してるよA」

私達はお互いの顔を見合わせながら「愛してる」と言い続けた｡

周りからその光景を見たらただの変人だろう()

こ「…もうっ…愛してるﾁｭｯ」一瞬なにが起きたか分からなかった｡

ころんの顔は真っ赤で今にも梅干しになりそうな勢いだ()

『…え、?』こ「ねぇ!!!あんまり僕の顔見ないでよっ!!!」

ころんはそっぽを向く｡私の顔も熱かった｡こ「よし僕の勝ちだね」

『え!?ころんも自分で言っといて自分で照れてたじゃん!』

こ「え、自爆?」『うん』そう言って顔を見合わせて笑った｡

こ「僕だってやるときはやるんだよ」ころんはそう呟いた｡

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