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O国とは、平和主義国家である。
兵力は並以下だというのに、回復力が尋常ではない程速い。
Ｕ国とO国は、近辺だが間に2ヶ国を挟む。そんな遠いところから連れてきたとなれば、相当時間がかかっただろう。
同盟も組んでいないのに、なぜ助けようと思ったのか。
と思ったが、俺はあまり表に出ないし国を知られていなくてもなんら可笑しくはない。とりあえず身元はまだバレていないだろう。
あまりよく分からない中とりあえず助けた、と見るのが正しいか。
｢…ほんまに、助かりました。なにかお礼を…｣
｢いやいいですよ。あそこで見捨てたら私一生トラウマだったし…｣
｢でも、流石に治りましたそれじゃって帰るのは｣
｢………じゃあ、アイデア！アイデア下さい！｣
｢………………は？｣
人材、金、備品、土地・・・、何を要求されるか身構えていたら、全く見当違いのものを持ってくる。
思わず間抜けな声を漏らしてしまって、動揺が隠しきれなかった。
アイデア・・・アイデア？なんの？
｢軍人さん、ですよね？私あんまり軍人の人と仲良くなくて…。どんな薬があればいいとか、これが欲しいとか。とにかくそういうの教えてほしいんです｣
｢え……、そんなんでええんですか？｣
｢まあ、研究者にとってはニーズにお答えしたいですからね！｣
｢うちの課は特に卑下されてるからねえ。有難いよ十分｣
2人揃って同じことを言う。
命を助けてもらったのに、そんなことでいいのか・・・？いや、こっちにとっては全然美味しい話なんやけど。
ぐっと痛む体を起き上がらせ、彼女たちと目を合わせる。
｢とりあえず、ほんまにありがとうございました。俺に出来ることやったら何でもするんで｣
｢じゃあ、今は体回復してくださいね。じゃ菊さん、私新薬の…｣
｢は？何言ってんのよ。アンタが拾ってきたんでしょ、最後まで面倒見なさい｣
｢えっ！いや、………、そうですけど！でも新薬が｣
｢ここでやればいいじゃない。じゃ私は戻るからね｣
彼女はきっぱりとそう言って、病室から出ていく。
そこそこ広いこの部屋は、確かに研究スペースがないこともなかった。
まって！俺女性の耐性ないんやけどふふ2人っきりとかやばいのでは！？やばい！ピュアなんがバレてまう！死ぬ！
｢あの…｣
｢っひゃい！｣
｢あ……、あの、とりあえずパック替えますね。｣
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宇琉夜ハル(プロフ) - 後 side ほしいです (2021年4月30日 19時) (
レス) id: c64b9591b6 (このIDを非表示/違反報告)
宇琉夜ハル(プロフ) - 後名前がわかったら zm｢あ｣ 見たいなん欲しいです (2021年4月30日 19時) (レス) id: c64b9591b6 (このIDを非表示/違反報告)
宇琉夜ハル(プロフ) - 出来れば夢主のセリフ『』こうしてください 時間があればでいいんで (2021年4月30日 18時) (レス) id: c64b9591b6 (このIDを非表示/違反報告)
叶子(プロフ) - 晴さん» それは良かったです！！ありがとうございます！めちゃくちゃ遅れましたが見てますよ！！！頑張ります！！！ (2021年2月21日 20時) (レス) id: 9eb6eeed7a (このIDを非表示/違反報告)
叶子(プロフ) - 通りすがりの亀さん» 最初はその予定でしたが、主人公が後悔することのないようにヘイトを向けさせて上層部をクズに仕立てあげました(^^ ありがとうございます！頑張ります！！！ (2021年2月20日 21時) (レス) id: 9eb6eeed7a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：柚
| 作成日時：2021年1月31日 9時
