私の初めてを君に【ころん】 2

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りりかside





A....。





ちゃーんと潰した方がいいのかな？


美帆が言ってたんだけど、確か私が転校してくる前に女子3人がAを屋上から突き落としたらしい。



そして違う学校に飛ばされた...って。





そんな馬鹿なことはしない。




計画的に美穂と私で潰していけばいいの。







あの魔女からころんくんを助けられたから、次は優しい魔法で懲らしめる晩ね。




美しい魔女が醜い魔女を懲らしめて、美しい魔女と王子様が結ばれ、永遠の愛を誓う。




最高の展開じゃない？





さぁ....あの方法で行くか。





＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

Aside






り「Aちゃん！！放課後教室に残ってくれない？｣




『り、りりかっ....』



掴みかかりそうになったのを抑える。



『いいよ...』



り「やったー！｣





放課後、教室にて。





オレンジ色の光が差し込む教室は、まるで私がころんくんに想いを伝えようとした場所。




り「ちょっと待ってね...｣



『な、なにして！！？』




りりかはカッターを取り出し、自分の腕を大きく切った。





り「きゃああああああっ！！！｣



『ね、ねぇ！何してる...の？｣




ﾓﾌﾞｩ「なに！？｣



ﾓﾌﾞｩ「り、りりか！？｣



り「Aちゃんにカッターで切られて...ｳｯ...青柳くんに近づくなって...ｳｯ....｣




ﾓﾌﾞｩ「A、なんでこんな...｣



雪「A！？嘘だよねっ...！



ほ、ほら！Aのとこ！血ついてないよ！！Aがそんなこと....するはずないじゃんっ...｣




由美「A...？酷い。酷いよ。｣





親友二人からの信頼を失いそうになった。





思わずりりかに掴みかかった。




『自分で切っておきながらっ.....何言ってんの...よ！！』



ﾓﾌﾞｩ「ちょ、如月！やめろ！｣




『っ....ごめん。ごめんね。



みんな、まだ私が悪いと思ってるなら....




ごめん、りりか。』





雪「A...｣




こ「な、何があった...？｣





『こ、ころんく...っ........』




もう恋人じゃないんだから。





り「Aちゃんにカッターで切られて...｣




こ「....は？



Aがそんなことするはずないだろ。


お前....






お前な。





カッター持ってるじゃねえか｣

怒った様子のころんくん。






り「....ぁ。ち、違うの！！違う、これはっ...｣


全力で否定するりりか。



こ「何が違うんだよ！！！！｣

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