憧れの終着点を 2

・ 深澤side ページ7

「もしもし、ふっか？？昨日はごめんなさい。」



昨日はあのまま帰って、今はもう京都にいる。



「謝らなくていいよ、俺らも気付いてやれなくてごめんなぁ」



「先生に聞いたでしょ？腫瘍が見つかったこと。私さ弱いから、もう頑張れないかもって思ったの。

でもね、昨日目黒からさ、メッセージ来ててさ、俺、明日から京都で頑張ってくるんで、無責任かもしれないけど、Aちゃんも頑張ってほしいです、俺ら待ってるんでって。

頑張ってたのは私だけじゃないんだなぁってさ思ってさ。

康二も東京来て必死になって頑張ってるってさっくん言ってたなぁとか、翔太も太鼓で腕パンパンって言ってたの思い出してね。

みんな頑張ってるのに私は何してるんだ？って思ったの。

だからとりあえずみんなが東京帰ってくるまで頑張ってみるね。だから京都で新生SnowMan花咲かせてくるんだよ！」




「Aは弱くなんかないよ、俺らも負けてられねぇな！」



「みんながいるから頑張れるだけだよ。いつもありがとね……
あっ京都のお土産楽しみにしてるからね！」



「しょうがねぇなぁ、ラウールのお土産と一緒に探しとくよ。」



いつからだろう、こんなにAが強くなったのは。俺たちの妹的存在だったAはもう強くて立派ない大人だった。

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