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止まることを知らないボタンを外す裕太の手に
段々と焦りが出てきて起き上がろうとすると、

いとも簡単にまた肩を押されて
元の状態に戻ってしまう。






「·······ん····っ、」






もはや眠るなんて出来ないぐらいの
ゆっくりと重ねられる深いキスは、

掬いあげるように
何度も何度も唇を押し当てられて、






「··········っふ、」






息もできない立て続けのキスに
少し吐息を漏らせば
勝ち誇ったように私を見下ろした。





「寝ないの?」




私が応えようとしたら
一気に矛先が私の耳に向けられて、




「·············っぁ、ちょっ」




ゆっくりと耳をなぞらう舌に
自然と身体が震える。







「その顔めっちゃそそる」






耳が終われば首、
首の次には鎖骨、と
次第に深まっていく裕太のキスに
どんどん高まっていく。





「······ゆぅたっ······、」






いつの間にか、
私は裕太の首に手を回してた。







「·········寝れないよ、」



「して欲しいの間違いじゃなくて?」





言葉にするのも嫌だし、
とにかく涙目になりながらこくっと頷き続けると
裕太は私の目を見つめた。





「いいよ、めっちゃ可愛かったし」





私の期待に応えるように
再び動き出す裕太の指に、

ご無沙汰とは一瞬にしてお別れを告げることになった。

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あい(プロフ) - たまことさん» いえいえ!こちらこそ意見をいただけて嬉しいです^ ^私の作品は結構そういうシーンになりそうなところが多いので、なんだか書けそうですね・・・・(笑)この続編が終わって余裕がありそうでしたら、書いてみようと思います。ありがとうございました。 (2018年2月21日 15時) (レス) id: dd8208cd00 (このIDを非表示/違反報告)
たまこと(プロフ) - 無料→× 無理→〇 (2018年2月21日 0時) (レス) id: 0e0e4ba0aa (このIDを非表示/違反報告)
たまこと(プロフ) - コメントありがとうございます!そうだったんですね…!無料言わせてすみません汗 それなのに検討してくださってありがとうございます!更新頑張ってください! (2018年2月21日 0時) (レス) id: 0e0e4ba0aa (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - たまことさん» コメントありがとうございます。そういう描写はあまり得意ではなくて、避けてきたんですけど・・・・たまことさんのお気持ちを受け止めつつ、挑戦してみようかな?どうなるかは分かりませんが前向きに検討してみます!ありがとうございました^ ^ (2018年2月20日 22時) (レス) id: dd8208cd00 (このIDを非表示/違反報告)
たまこと(プロフ) - 更新お疲れ様です!裕太くんとの関係もこれからどうなっていくのか気になります!出来たらなんですが主役ちゃんと裕太くんのpinkストーリーは作ることはできないですか?もしもでいいので考えていただければと思います!更新&返事待ってます (2018年2月20日 0時) (レス) id: 0e0e4ba0aa (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あい | 作成日時:2018年2月19日 23時

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