トロール騒動 ページ14
クィレル先生を交えた真夜中の雑談から数日。
何かクィレル先生、私にだけ、すこーし笑うようになった。
何ですかw私なにもしてないじゃないですかw
と思うものの、結局微笑んで会釈する。
イグアナ、可愛かったな…
と、彼を見ていつも思うのだ。
「おはよ…A…」
朝一番に顔合わせした彼女の目が腫れているのは見逃さない。
数日前からロンとハーマイオニーが喧嘩中で、
私は参っているのだ。
まったく、こっちの身にもなってほしい。
『おはよう、ハーマイオニー。ハロウィンパーティ出るの？』
「…出たくないわ、ごめんなさい…」
『分かった。何か、お菓子持って帰ってくるわ。こっそりだけど』
ﾊﾟﾁﾝとウィンクして見せる。
力無さげに笑みを浮かべた彼女と別れて、
大広間へ向かった。
ハリーとロンが座るところから少し離れた所に座る。
隣り合わせになった、女の子
リア、と言ったか。そんな子が躊躇いなく
私に声をかける。
「…あら、ハリー・ポッターや、ロン・ウィーズリーと食べないの？」
『少し、色々あってね。』
「前失礼してもいいかな？Ms.フリンジ、Ms.マグレッツ。」
男子生徒が向かいに座る。グリフィンドール生らしい。
周りの女子がざわめいたのが分かる。
まさかと思うけど面倒な奴じゃないだろうな？
「まぁ、Mr.ディレクトリ！どうぞ！」
彼女も男子生徒を知っているらしい。
これは面倒になりそうだなぁ…
という予感は的中。
アップルチョコのワッフルを食べたときに
口端にチョコがついた。
それを、
「ついてるよ、ほら。…うん、甘い」
親指の腹ですくい取り、そのまま舐める。
女子から黄色い声が上がった。
柔和な表情で笑う男に困る。
曖昧に笑って誤魔化すと、適当にお菓子を取って席を立とうとした。
「…と、トロールが！地下室に！！」
と全速力で駆け込んだクィレル先生によって
阻まれたが。
一瞬にしてパニックに陥る生徒を監督生が
まとめて寮に戻る。
ハーマイオニーは、寮に居るのだろうか？
…いや、絶対ない。寮に居ればロンと顔合わせしてしまうのは確実だからだ。
この前は三階の女子トイレで泣いてた。
あそこに人は来ないから。
『あぁ！もう！』
列を抜け出して、階段に向かって走り出した。
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リリ - スネイプ教授大好きです！私の夢小説もあれなら読んでいただけたら嬉しいです！ (2019年7月31日 13時) (
レス) id: 551b9207bf (このIDを非表示/違反報告)
はるがみ(プロフ) - 悪魔の罠の弱点は光だったと思います〜 (2018年11月25日 21時) (レス) id: d88723603a (このIDを非表示/違反報告)
ひいらぎ - 超小型コンミスさん» コメントありがとうございます！ですよねぇ、かっこいいですもん！ホグワーツあったらなぁって思います(笑) (2018年2月25日 9時) (レス) id: 246d2e56cc (このIDを非表示/違反報告)
超小型コンミス - 私もスネイプ先生 好きです(｡･ω･｡) ホグワーツ行きたい！ (2018年2月24日 18時) (レス) id: d785573a06 (このIDを非表示/違反報告)
ひいらぎ - クラp教授様、へ！？本当ですか！？申し訳ありません……！修正いたします！ご指摘ありがとうございました！！ (2018年1月25日 16時) (レス) id: 246d2e56cc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひいらぎ | 作成日時：2017年11月21日 21時
