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【鼓屋敷 6】 ページ7

善「んがっ…ギャーッ!死んでる!!急に死んでるよ何なの!?もうやだ…」

正一「…」

善「はっ!正一君…まさか…ありがとう助かったよ〜この恩は忘れないよ〜!!こんな強いなら最初に言っといてよ〜」

正一「…」

正一は困惑していた。
鬼の出現とつい先程の善逸の目にもとまらぬ剣技。
さらに言えば…善逸程頭の悪い人間と会ったことがなかった。困惑は止まらず正一は考えるのをやめた。

正一「行きましょうか」

善「うん…」

眠ると強くなる男"我妻善逸”。
普段は緊張や恐怖で体が強張り上手く動かせない。
命の危機を前にすると緊張・恐怖が極限を超えると失神するように眠りに落ちる。




ドドド…

?「また飛ばされた、三日前からずっとこんな調子だ畜生…こんな狭っ苦しい場所の中を進むのは、得意じゃねぇんだよ俺は!」

バッ

壁から手が現れた。

タンッタン…

鬼「避けたな…随分活きのいい人間だ、お前の肉は抉り甲斐がありそうだ…」

"我流 獣の呼吸

?「的がデカいと切り裂き甲斐があるぜ!屍を晒して、俺の踏み台となれ!!」

参の牙 喰い裂き”

ザンッ

ダダン

?「猪突猛進!!猪突猛進!!」






ギシッ…

鬼「"稀血”…"稀血”…アレさえ喰えば…五十人…いや百人分…"稀血”の人間をもっと探して喰うのだ…そうしたら小生は…また十二鬼月に戻れる…」


段段と人間を喰えなくなってきた。
勿論継続して喰わねばならぬのだが、以前ほどの量を受け付けなくなってくるのだ。そして――

無惨「響凱…もう喰えないのか?その程度か?」

響凱「いいえ…いいえ、まだ…」

バッ

響凱の目が切られた。

響凱「ギャッ…お、お待ちください…あと少し…」

無惨「もういい、数字は剥奪する、それがお前の限界なのだ…」

人間を喰うほど強くなれる。
そして素質を認められれば鬼舞辻様に血を分けて戴けた。あの御方の"血の力”は凄まじかった。
小生は依然と比べものにならぬ度合いで強くなり、十二鬼月として認められこれからも人を貪り喰い、尚一層強くなれるのだと信じていた――信じていた。



て「清兄ちゃん!!」

清「!!」ピタァ

て「お兄ちゃん!!」

清「てる子…!そっ、その人達は…」

炭「俺は竈門炭治郎、悪い鬼を倒しに来た」

『同じく、Aだ』

炭「さぁ傷を見せて、独りでよく頑張ったな」

清「うっ…うっ…」

て「お兄ちゃん…」

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(プロフ) - 天丼。さん» ありがとうございます。天丼。さん (3月6日 19時) (レス) id: 2fb0f9fe6b (このIDを非表示/違反報告)
天丼。(プロフ) - ✉️。新しい作品も面白いです。これからも更新応援してます、体調にも気をつけてボードの返事も待ってます。これからも応援します! (3月6日 19時) (レス) id: 861062e758 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2024年3月6日 11時

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