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私が連れていかれたのは、やっぱり家の裏道だった。
智香「...珠音。あんた知ってたのね。3年前のこと。」
『...なんで日記ノート持ってんの?』
智香「瑞希の仏壇の上に置いてあった。」
母親は近くにあったスコップを持った。
『だからって勝手に見ていいとでも思ってん...ヴッッ!!』
母親からノートを取り上げようとしたら、後頭部に強い衝撃を感じた。
"私...死ぬのかな...?"
薄れゆく意識の中でも冷静に"死"を感じた。
「お母さんっ!...ヴッ...やめて...ッ!僕ッ...死にたく...ないよっ...ヴッ」
「あんたはっ...死ななきゃいけないのよ!」
私の目の前に映し出されたのは、まだ小学生くらいの男の子が母親と見られる女性にみぞおちを殴られている情景だった。
この情景...どこかで見たことがある気がする...
でも、思い出せない。
思い出そうとすると、酷い頭痛が襲ってくる。
しばらく頭痛に耐えていると、真っ白だった世界が消え去っていった。
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作者名:SHINE・RYEHL x他1人 | 作者ホームページ:http
作成日時:2017年5月22日 20時