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7月8日。
今日は待ちに待ったデートの日。
どきどき、わくわくしながらこの日まで過ごしていた。
私は念の為に明らかに学生には見えない服装を選んだ。
明るめのジーンズに白いブラウス、その上にカーディガンを着れば多少は大人にみえた。
それプラス顔はあまり見えないように、帽子も。
デートだから化粧なんかもして、髪を緩く巻いて。
全身鏡で自分の姿をみれば、普段こんな服装しないから自分が自分じゃないみたいだった。
インターホンが鳴って玄関を開ければ、お洒落な格好した先生がいた。
黒のスキニー、白いTシャツ、そしてセットされた髪。
凄くかっこよくてつい見惚れてしまった。
YG「おはよう、A」
『おはよう、ございます、、、』
YG「ふっ、、かわいい、、」
『っ、、ゆ、ユンギさん、こそ、、、かっこいい、、です、、、』
顔から湯気が出そうなぐらい顔が真っ赤だったと思う。
鍵を閉めれば、差し出される手。
自分の手を重ねれば滑るように恋人繋ぎにされる。
YG「行くか」
ドキドキしながら、私たちは駅へと向かった。
場所は最寄り駅から数駅で、徒歩もそこまでかからない場所にあった。
空が明るい時に先生と手を繋ぐことも、デートをすることも、とても嬉しくて心が舞い上がりそうだった。
YG「A。」
『はい、なんでしょう。』
YG「、、名前呼んで」
『はい?あ、、ユンギさん??』
YG「んー、、、違う」
『え、何が違うんですか。、、、じゃあ、ユンギ??』
YG「うん、、、いいね」
名前の呼び方を変えれば、満足したのか微笑んできて、私は心臓がバクバクしながら手に汗が滲み出てくるのを感じた。
YG「A。」
『ぅ、はい、今度はなんでしょう。』
YG「、、それ、、敬語」
『敬語??』
YG「うん、、やめて」
『それはハードすぎますよ!、、や、辞めなかったら?』
YG「ちゅーする。」
『じゃあ辞めるねー』
決してユンギさんのちゅーが嫌なわけじゃない。
絶対ユンギさん公共の場でやばそうなキスするもん。
目的地に着けば、入口付近に少し大きいあの熊のキャラクターの像があった。
ユンギさんが手を離して一直線にそっちにいくから、私はその後ろ姿をパシャリとカメラに抑えた。
もちろん、ユンギさんには内緒で。
中に入れば、そのご当地のグルメや観光などの色んな写真で熊のキャラクターを堪能できた。
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みゆき(プロフ) - 朝早くからすみませんいつも楽しくお話拝見させて頂いてますTwitterフォローさせて下さい宜しくお願いします (2022年5月17日 5時) (レス) @page11 id: 33b6e6a7a5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:L E M O N A | 作成日時:2022年5月14日 23時