隣人猫【YG】 (ページ41)

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月末になって2ヶ月ぶりにお母さんに会った。

オッパは大学が忙しいのか来れないらしく、お母さん1人で来たそう。

久々に会ったせいか、私の雰囲気がガラッと変わったらしくて、恋してるのも分かったらしい。

恐るべし母。

流石に隣人さんで担任だよなんて言えないから、年上の人だよと言えば、あら私たちと一緒ね！って。

そう言えばお母さんとお父さんは歳離れてたなぁと思い出した。

お母さんは1泊だけ泊まるらしく、先生には土日どちらも会えないですと伝えればまた分かりやすく拗ねてたから、日曜日朝帰るっぽいから、その後会いに行こうかなと考えた。

母と私、女2人きりになれば恋愛話も出てくるわけで。

夜布団並べて私の彼氏はこんな人だよと伝えれば素敵ねって言って。

お母さんもいい気がしたのか、お父さんとの出会い話を聞かされた。

母｢実はお父さんとはね、大学の教師と生徒だったの。｣

『そうなの？』

母｢私から猛アピールしたら好きになってくれてね、、でもね、その頃のお父さんプレイボーイなんて言って有名だったのよ？｣

『んふふ、そうなの？』

母｢そうよ？笑、、でもそれは噂に過ぎなかった。本当は不器用でせっかちで勉強しか取り柄がなかったのよ｣

『あ、オッパだ笑』

母｢あら、ほんとだ笑｣

『、、、オンマ、、』

母｢、その呼び方懐かしいわ、、｣

『、、私ね、、先生が好きなんだ。』

母｢、、、｣

『世間からしたらどう思われるか、家族から反対されるんじゃないか怖かったんだ、、』

『、、でもね、怖いけど、そんなの関係ないぐらい先生の事が好きなんだ。』

母｢、、そうね。私も最初はそうだったわ。ほら、おばあちゃんってちょっと気が強いじゃない？、、だから反対されると思ってたの。｣

『、、うん』

母｢でも反対されなかった。むしろ歓迎されたんだ。｣

『、、え？』

母｢おばあちゃんその時なんて言ったと思う？、、人が両想いになるのは奇跡。出逢う事にも、そこから発展するのも。｣

『、、、』

母｢在り来りな話だけどね、おばあちゃんが言うとこうもしっくり来るのよねー｣

母｢だからAもあんまり考えすぎちゃダメよ？お母さんは何時でもAの味方だから。｣

『ありがとう、お母さん。』

母｢あら、お母さんに戻っちゃった、、んふ、今日だけはオンマって呼んでよ｣

『んふふ、オンマー、サランヘ』

母｢ナドサランヘ｣

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