隣人猫【YG】 (ページ34)

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あれから2週間が経って中間テストになってしまった。

自分から関わらないで下さいと言ったはいいものの自分が辛くなっていく一方だった。

それのせいか、数学の授業になっても集中できなくて、おまけにテスト勉強すらできなくて。

テスト返却日になって点数を見たら29点だった。

あと一点で赤点回避だったのにと悔しがっていたらなんと補習は私だけで。

ソヒョンは30点以上取っていたみたいで、彼氏に教えて貰ってたらしい。

裏切り者め、、、

放課後になって補習プリントを渡されて、泣く泣く問題を解いていたら、いつの間にか教室には私だけで。

時間をみれば4時半で、まだ半分も終わっていなかった。

このままじゃバイト間に合わないじゃん、、と店長にお休みの電話を入れればあっさりと承諾してくれた。

早く解いて帰ろうと思ってまた解きだしたら、教室のドアが開く音がして。

そこを見れば先生が入ってきて、2人は流石に気まずすぎると思っても向こうは気にしてないみたいでそのまま私の前の席の椅子を使って先生と対面するような形で座っていた。

YG｢どこか分からないところある？｣

淡々とそう言ってきた先生に驚きながらも、素直に全部ですって言えば嫌な顔をせず一から教えてくれた。

案外分かりやすい問題だったんだなと、次々解いていけば5時過ぎになってようやく最後の1問になった。

私は最後の問題に気合いを入れるために水をめいいっぱい飲めば少し口から垂れてしまって。

垂れてしまった水を手の甲で拭けば、その一連を見ていたのか先生の目線は私の唇で。

私は無視をして最後の問題に取り掛かろうとシャーペンを持った瞬間、いつの間にか頬を持ち上げられ先生の顔が近づいてきて、唇がくっついて。

半開きだった私の唇の隙間を埋めるくらい、強く合わさったキスだった。

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