022 ୨୧˙˳⋆ ページ22
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ご飯も食べて薬も飲み終わって、あとは寝るだけだってなった頃、先生がポツリと話し始めた、
YG「、、数学にしか興味がなかった」
『へ?』
YG「小さい時から。、、周りが遊んでても参考書出しては解いてはの繰り返しだった。」
『、、、』
YG「だからか今どきの遊びなんて分からないし、ましてや恋愛なんてした事なかった。」
YG「、、でもね、大人になるにつれて興味が湧いたの2つあるんだ。」
『何ですか?』
YG「、、熊のキャラクター」
『あー!あれか、、ユンギさんペンも付箋も持ってましたよね。』
言われてみれば先生はその熊のグッズを沢山持っていた。
ペンやら付箋やらコップやらその他諸々。
YG「うん。お気に入り。」
『確かに笑、ベッド付近も熊だらけですね』
YG「、、あと1つはね」
『はいはい、何でしょう』
YG「、、Aだよ」
『、、え?』
寝そべっていた体を起こしてベッドの脇に座っていた私との距離は数センチ程。
デジャブ。
YG「最初はどんだけ数学できないんだよ程度だったのに」
『あんま嬉しくない』ムスッ
YG「でも今はA自身に興味がある」
興味があると言われてもなんじゃそりゃってなるけど、先生に言われると変にドキドキして馬鹿だなぁ自分と自分自身を嘲笑った。
先生は私の肩に額をのせて頭をグリグリし始めた
『地味に痛いですそれ。』
YG「ふっ、、だからさ、、、なんでもない。」
『あ!また話誤魔化しましたね?』
YG「、、、」
『、、ユンギさん?』
『おーい』
いくら声を掛けても返事しなくて、少し沈黙させたら規則正しい寝息が聞こえた。
『え、寝た?』
急に寝るのは勘弁してくれ。
てか頭重。
私は先生の後頭部をもち、少しずつ体を倒した。
これに関してはまじで介護だわ
今まで興味を持つのが数学だけだって、
私も興味対象の中に入ってるって。
普通の人からしたら何それって思うけど、先生の頭の中に私の存在があること自体が凄く嬉しかった。
そう思うと先生の事がより愛おしくなって、
ベッドを降りて先生の顔を間近で見れるくらい床に座って、頬を撫でた。
まだ帰りたくないなぁと思って先生の顔を見ながら頬を撫でれば睡魔がきていつの間にか夢の中に入ってしまった。
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みゆき(プロフ) - 朝早くからすみませんいつも楽しくお話拝見させて頂いてますTwitterフォローさせて下さい宜しくお願いします (2022年5月17日 5時) (レス) @page11 id: 33b6e6a7a5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:L E M O N A | 作成日時:2022年5月14日 23時