歯車と出会う ページ15
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双子と松陽が出会い数ヶ月
松陽は双子と共に「松下村塾」という塾を開きました
武家も承認も百姓も、身分など関係なく学問と剣術を教えるその塾の最初の生徒として双子は様々なことを学びました
家もなければ居場所すらもなかった双子は松陽と共にその塾で暮らすこととなり、双子にとっては初めて尽くしでした
塾ではお世辞にも真面目と言える態度ではなかった
しかし初めての勉強
初めて教わるちゃんとした剣術
塾が終われば初めての風呂
初めての布団
双子は何一つ不満などありませんでした
だが、たた一つだけ松陽に任せてはならないというものが一つだけありました
『だぁぁぁぁぁぁぁぁ！！！！松陽！！！』
『はい』
『お前また勝手に台所いじったな！！！』
『銀時とAに美味しいご飯作ってあげようと頑張ったんです』
『美味しいご飯どころか血みどろのご飯になるわァ！』
銀時は朝っぱらから全力で叫んでいた
そう、松陽は壊滅的に料理ができない男だったのです
この男に料理をやらせれば血みどろになるか、台所が大破するか
この男が料理が出来ないというのは初日に知った双子は松陽が台所に立つことを固く禁じたものの彼は度々こうして挑戦しては双子に怒られるのです
『朝からなんの騒ぎなの？』
『おや、Aおはようございます』
『おはよう』
『A！
松陽の奴また台所血みどろにしやがった！！』
『……松陽、諦めも肝心だよ』
『なんかAにとても大事なこと教えられた気がします。今』
Aは呆れたように溜息をつき台所に行けば「なんじゃこりゃァァァァ」と騒いだ
双子はそれもあり、以前は全く出来なかった家事を一から独学で学びました
他に関しては完璧なこの男も料理だけは、やらせてはいけないのです
『うーん、二人に私もご飯ご馳走してあげたいのになんで二人のようにこうもうまくできないんですかねぇ』
程なくしてできた姑もびっくりなThe和食のバランスのとれた朝食を摂る3人
『うん、美味しい。
銀時もAも本当に料理が上手ですね』
『そりゃ死ぬ気で覚えたからな』
『どっかの誰かさんが酷すぎたもんでね』
『あはは、それは申し訳ないです。
でも以前まだちゃんと形を生したもの作れましたよ？』
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江(プロフ) - Milkさん» コメントありがとうございます！好きと言っていただけて凄く嬉しいです！これからも愛読よろしくお願いします！！ (2020年5月8日 12時) (
レス) id: 9e3e8858ee (このIDを非表示/違反報告)
Milk - 初コメ失礼します！！本当に本当にこの小説すごく好きです…！！ (2020年5月4日 15時) (レス) id: b976b329cf (このIDを非表示/違反報告)
江(プロフ) - 白狼龍さん» ありがとうございます！更新頑張りますね！ (2020年5月1日 16時) (レス) id: 9e3e8858ee (このIDを非表示/違反報告)
江(プロフ) - ☆ねこ☆ねこ☆さん» コメありがとうございます！これからもハラハラドキドキしちゃってください！ (2020年5月1日 16時) (レス) id: 9e3e8858ee (このIDを非表示/違反報告)
白狼龍 - 面白かったです！ とても続きが気になります(*´∇｀*) (2020年4月26日 22時) (レス) id: b10076b070 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：江
| 作成日時：2020年3月13日 16時
