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「屍を食らう双鬼」
双子はいつしかそう呼ばれるようになり、人間は恐れた
「な、んで……」
リクオの口からポロリと落ちた言葉だった
どうして、双子は生きる為に必死だった
殺さなければ殺されてた
だから殺した
殺しを容認するつもりは無いが仕方がないことだった
なのになぜ、彼らが人の世から省かれるんだ
そんな疑問しか浮かばなかった
その名で恐れられてしばらくが経ったあと双子の元にある一人の男が現れたのです
双子は攘夷志士が天人とぶつかった戦地にいた
あちこちに人間の死体が転がり、血の匂いが漂いカラスが屍体をつつく
そんな場所でAたちは死体の上に腰かけて、死体が持っていた握り飯を食べていた
歳は少し重ねたのか見た目から見て５つから７つといったところか
そんな双子の元へ所へ来たのは薄くくすんだ茶髪で背中あたりまでその髪を伸ばした男
『屍を食らう双鬼が出るときいて来てみれば………
君たちがそう？』
『『………………………』』
『またずい分と、カワイイ鬼がいたものですね』
その男は両手で双子の頭を撫でた
けれども双子はすぐにその手を振り払い間合いを取ると抜刀しようとする
『
双子はなにも答えない
『童子2人…双子で屍の身ぐるみをはぎそうして自分の身を護ってきたんですか。
たいしたもんじゃないですか』
その男はAたちにとても優しい口調で話しかけていた
その顔に微笑みは絶えずある
『だけど、そんな剣もういりませんよ』
あからさまに警戒の意をみせる双子
『
そう言ってその男は腰にある刀を鞘ごと抜いて男児の方へと投げた
いきなり投げつけてきたそれに驚いながらも男児は受け取る
『くれてあげますよ、私の剣。
あいにく今は一本しかないのでね、そちらの君にはまた今度あげます。
今はこれで許してください』
Aに投げつけたのは金平糖の入った小さな瓶
Aもそれを受け取った
『
これからは
男はそのまま双子に背を向けてゆっくりと歩き出す
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江(プロフ) - Milkさん» コメントありがとうございます！好きと言っていただけて凄く嬉しいです！これからも愛読よろしくお願いします！！ (2020年5月8日 12時) (
レス) id: 9e3e8858ee (このIDを非表示/違反報告)
Milk - 初コメ失礼します！！本当に本当にこの小説すごく好きです…！！ (2020年5月4日 15時) (レス) id: b976b329cf (このIDを非表示/違反報告)
江(プロフ) - 白狼龍さん» ありがとうございます！更新頑張りますね！ (2020年5月1日 16時) (レス) id: 9e3e8858ee (このIDを非表示/違反報告)
江(プロフ) - ☆ねこ☆ねこ☆さん» コメありがとうございます！これからもハラハラドキドキしちゃってください！ (2020年5月1日 16時) (レス) id: 9e3e8858ee (このIDを非表示/違反報告)
白狼龍 - 面白かったです！ とても続きが気になります(*´∇｀*) (2020年4月26日 22時) (レス) id: b10076b070 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：江
| 作成日時：2020年3月13日 16時
