【d!】家出した幼い少女の心は (ページ38)

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38話ページ38

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『誰、ですか…？』

瞼を擦りながら、どんどん身体を起こしていく。

sn「俺はしんぺい神。よろしくね〜」

ni「俺は兄さん。よろしく。話し方とか、グルッペン達みたいにしていいよ」

『じゃあ…ぺ神と兄さんでいいかな？』

sn.ni「いいよ」

『ありがと！』

ぺ神と兄さんはニコッと微笑んだ。

私も微笑んだ。

sn「そういえば、昨夜のこと覚えてる？」

『昨日の夜…？…あー…何か、階段踏み外して、頭ぶつけた…』

ni「怪我とか無さそうだったし、記憶も大丈夫そうだね。安心安心！」

兄さんは私の頭を撫でた。

…確かに痛みが無いし、記憶もバッチリ残っている。

『よかったぁ…』

sn「因みにね？昨日知ったの、ショッピくんなんだよ」

『ショッピくんが？』

ni「うん。風呂上がりにAが倒れているのを発見して、丁度帰って来た俺らにも報告してきたんだよ」

ってことは、グルちゃん達もショッピくんによって知っているということ。

『心配かけちゃったかな…』

sn「早く着替えて、言いに行った方がいいよ」

『そうだね…ありがとう二人共！』

ni「お礼は要らないよ」

そう言って、二人は部屋から出ていった。

私は布団から出てベッドから降りる。

『…あ、服、置いてある…』

ショッピくんからかな？

私は今着ている服を脱いで、置いてある服に着替える。

『よしっ、これで大丈夫…っと』

既にぺ神や兄さんがカーテンを開けておいてくれたらしい。

暖かい日差しが差し込んでいた。

私は部屋を出て、階段を降りた。

『おはよ皆〜！』

gr「！A！」

shp「昨日大丈夫やった！？」

ホールに行くと、グルちゃんとショッピくん抱き締められた。

『ん、苦しいよ…w』

gr「あぁすまん…」

shp「すんません…」

と、謝って離れる。

『私は大丈夫だよ。心配かけてごめんね』

tn「良かったぁ…昨日Aが倒れてるって聞いて、皆仕事に手ェ付かんかったよ」

『ご、ごめん…』

zm「いや…大丈夫やで！」

ゾムがそう言うけど、少し気にしてしまう。

本当に大丈夫なのかな…？

sha「気にせんで大丈夫やで」

rb「ぐっすり寝れたからな」

ci「健康やなw」

…そういうことなら大丈夫そう。

私はホッとした。

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