【d!】家出した幼い少女の心は (ページ36)

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36話ページ36

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『上がったよ〜』

ホールに行くと、顔が赤いままのショッピくんが皆に囲まれていた。

どうやら笑われているらしい…？

『どうしたの…？』

kn「アーッハッハッハw」

zm「ガチでおもろいw」

私の声が掻き消されるくらい大きな声で笑っている。

shp「A…」

『ん、どうしたの？』

shp「何であんとき、全裸のまま出て来たん…俺恥ずいんやけど…」

ショッピくんはそう尋ねて来た。

『んー…丁度服を持ってきてくれたし、そろそろ上がろうかなって思ったから…』

ut「んふふw ナイスやなw」

『そう…なの？』

うおく分からないけど、皆が笑って笑顔ならいいかな。

私は微笑んだ。

shp「〜〜っ…俺風呂入って来るわ…」

『うん、行ってらっしゃーい』

sha「順番ちゃうけどええかw」

rb「おん、せやな」

ショッピくんはずっと「はぁぁ…」と深い溜め息を吐きながら、一旦部屋に戻っていった。

恐らく服を取りに行く為だろう。

em「…あ、Aさん。髪まだ濡れてますよ？」

そう言って私の髪を、エミさんが持ってきたタオルで拭く。

あまり拭かずに来ちゃったかも。

『ありがとエミさん』

em「いえいえ…お礼を言われる程じゃないで」

突然の関西弁。

エミさんって、敬語と関西弁を使うんだなぁ…大変そう…

髪を乾かしてもらいながら、そんなことを考える。

kn「んじゃあこのあとは…」

zm「ゲーム大会やぁー！！」

sha「うおー！」

テレビとゲーム機を一斉に起動させるシッマ達。

tn「お前ら仕事せぇー！」

数秒後にトン氏の怒号が、ホールを響かせた。

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