【d!】家出した幼い少女の心は (ページ35)

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35話ページ35

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『あったかーい…』

私は髪と身体を洗い終わった後、湯船に浸かった。

数分後、若干透明な扉越しに、茶髪で紫のジャンバーの男性が見えた。

『あ、ショッピくーん？』

shp「A！？ちょ、透けるから上がって来ないでくれ！」

私は湯船から上がって、扉を開けた。

shp「〜〜っ、ちょ…」

『？』

ショッピくんは顔を赤くして、手で顔を隠した。

『丁度服を持ってきてくれたし、上がろっかな〜』

shp「俺が向こうに行ってから着替えてくれ…！」

『？はーい』

ショッピくんは顔をずっと赤に染めたまま、小走りでお風呂場を去っていった。

一体どうしたんだろう…具合でも悪いのかな…

『よし、上がろっと』

ショッピくんがいなくなったことを確認し、私は湯船から上がった。

置かれたタオルで身体を拭き、服を着始める。

紫のパーカーに、黒のショートパンツを履く。

『…紫って、ショッピくんの好きな色だったよね？ふふ、ショッピくん色だぁ』

なんだか嬉しかった。

私はお風呂場を出て、皆を呼びにホールへ向かった。

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