【d!】家出した幼い少女の心は (ページ24)

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24話ページ24

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11人「『いただきます！』」

私達は手を合わせて、挨拶をした。

そして箸を持って食べ始める。

『んっ、うっま…ぁ…！』

トン氏、ショッピさん、チーノさんが作ってくれた朝食は、自分の味好みでどんどん進む。

全員同じ量…かと思いきや、私が少し少なくて、ゾムさんとロボロさんが多めだった。

zm「美味しそうに食うなぁ…」

『だって美味しいんだもん…っ！』

rb「俺のちょっとやるかぁ？」

zm「あ、俺も俺も！」

「ちょっと」とは言ったものの、少し多めにくれる二人。

『ありがと！』

ut「うわ…その量食べれるん？」

気付けば大体二人の最初と同じ量くらい乗っていた。

『平気だよ、大丈夫』

私は鬱さんに笑いかけた。

ut「…天使やな」

gr「分かるな。…それでA、話を続きをしようか」

『あ、そうだね。…えーっと次…鬱さんにしようかな』

ut「お、俺？気になるわ〜」

鬱さんは最初、自己紹介の時に「鬱･大先生」と言った。

だから…

『大先生、って呼んでもいい？』

ut「俺が自己紹介の時に言ってたやつやな、ええで！」

『何か…鬱、っていう名前じゃ、あだ名作りづらくて…』

ut「あー成る程な。確かにそうかも」

本人も納得するってどういうことだろう。

気にしなくてもいいかな？

『次はねー…コネシマさんにしよっかな』

kn「俺か！どんなあだ名なん？」

食べていた唐揚げをモグモグしながら、私を見つめるコネシマさん。

…凄く犬に見える。

『シッマ、はどう？』

kn「全然構わへんで！結構な人数、そう呼んでるんちゃう？」

sha「多分そうやな。コネシマはシッマやな」

em「私とかは言いませんけども…」

うん、イメージ通りかも。

『じゃあ次！シャオロンさんで』

sha「お、何々〜？」

『シャオちゃん、はどうかな。多分呼んでる人いると思うけど』

ut「ｼｬｵﾁｬﾝ…」

sha「きっしょ。…ほぼ大先生しか呼ばん気がするw けどええよ〜」

「きっしょ」とドン引きされた大先生は、「ゑ」とハムスターの顔をしていた。

なんだか面白くて、心の中でウケていた。

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