【d!】家出した幼い少女の心は (ページ23)

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23話ページ23

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zm「なぁなぁ、俺腹減ったわ。食べながら考えん？」

『あ…私もお腹空いた…出来れば、そうしたい…かな』

そう言うと、トントンさんは足早にキッチンの方面へ向かった。

それに着いていくショッピさんとチーノさん。

『三人が作ってくれるのかな…？』

rb「せやな。いつも通り」

凄いなぁ…

kn「少ししたら出てくるわな」

sha「じゃあ席に座って待っとるか」

ut「そうしよそうしよー」

皆は大きなテーブル付近に置いてある椅子に座っていく。

『私、身長的に低すぎるかも…』

gr「だったら…これ使うか。ショッピが買ってきたやつなんだが…」

と、グルッペンさんは子供用の椅子を持ってきた。

皆より座席が高い。

座ってみると丁度、皆と同じ高さだった。

『ふふ、ありがとグルちゃん』

gr「！？」

グルッペンさんが驚いた顔をしていたのに気付き、私は数秒前の出来事を思い出した。

…私、グルッペンさんを…「グルちゃん」って呼んだ…？

『あっ！ご、ごめんなさい…！！』

gr「謝らんくてええゾ！？逆に嬉しかったで…？」

そう言われ、私はグルちゃんと呼ぶことにした。

『…よし、決めた！』

その時、朝食が運ばれてくる。

もう少しで昼食の時間だけど、別に気にしなくてもいいかな。

tn「ほー、それでどんなあだ名にしたん？」

『トントンさんは…トン氏、かなって』

グルちゃんと同じような形で、トンちゃんもいいと思ったのだが、トン氏の方がしっくりくる。

グルちゃんのトントンさんへの呼び方が、トン氏、だからだろう。

tn「グルさんみたいやなw ええよ、トン氏って呼んでも」

『ありがと、トン氏！』

私達は朝食を食べながら、話の続きをすることにした。

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