【d!】家出した幼い少女の心は (ページ22)

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22話ページ22

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『あ、そうだ…あの、ちょっといいですか…？』

私はエーミールさんも含めた、10人に話しかけた。

kn「どした？」

『私、もっと皆さんと仲良くしたくて…あだ名…とかで、呼んでも…いいですか…？』

sha「全然OKやで！なんならそうしてほしいわ！」

『ありがとう御座います…っ！』

シャオロンさんの答えを聞いて、私は笑顔で返した。

ut「Aちゃん、だったら…タメ口でもええで？」

『え、た、タメ口…ですか…？』

shp「そっすねー。折角仲よくなりたくて、あだ名で呼ぶんやったら、敬語外した方がええんちゃうの？」

『た…確かに…』

でも、年上の方々に対してタメ口なんて、想像が出来ない。

両親は「敬語を使え」と言われ続けてきたから、敬語だった。

先生に対しても敬語、友達はほぼゼロ。

…だからタメ口なんて、殆ど使ったことが無いような状態。

ci「ここは元の家じゃないんやから、何も気にする必要は無いで」

em「そうやな！大人相手やからって、何も遠慮は要らんで」

『え、遠慮要らない…んですか…』

私は少々躊躇ったが、なんだか皆さんがタメ口を使ってほしそうな目をしていた。

『…えっと…慣れないけど…頑張って、外してみる…』

gr「！ありがとうなA！」

『あとは…あだ名、だよね』

tn「せやな。どんなあだ名でもええで。さん付け外したとか、くん付けしたとかでもええで」

トントンさんのアドバイスを元に、私はあだ名を考え始めた。

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