【d!】家出した幼い少女の心は (ページ21)

今日:8 hit、昨日:4 hit、合計:40,789 hit

21話ページ21

・

gr「そうかそうか…そう言ってくれて嬉しいゾ」

グルッペンさんはニコッと笑った。

他の皆さんも各々笑ってくれた。

？「…ふぅ…やっと整理が終わった……って、あれ、皆さん…？」

その時、壁から薄茶髪で白い瞳に眼鏡を掛けた男性が歩いてきた。

tn「あ、エミさん。この子目を覚ましたで」

『ど、どうも…こんにちは…』

私は男性にペコッとお辞儀した。

em「あ〜、そうだったんですね…初めまして。私はエーミールと申します」

『A、っていいます…』

em「よろしくお願いしますね、Aさん」

『よろしくお願いします…エーミールさん…』

男性＿エーミールさんは、この中で一番礼儀正しいと思われる。

…だが…ニコッと笑うと、顔を赤くして笑い返される。

『(他の皆と同じ感じ…)』

rb「エミさん分かるか？」

em「分かるで…ヤバいな」

zm「じゃあ全員仲間やな。後はオスマン、ひとらん、ぺ神、兄さんか」

gr「後者二人は帰ってくるのが少し遅れるらしいから…どうだろうな、明日かもしれん。前者二人は何も連絡が無いからな…分からない」

明日…聞いた感じだと、後四人住んでいるらしい。

ということは、この館の住人は合計14人。

『(結構大人数で住んでる…)』

それに私プラスで15人。

こんな大人数で住んだことが無い為、なんだか新鮮だった。

・