年上好きに悪い人はいない ＊ ページ13
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「抜ける抜けない云々言ってたじゃん。どうせオカズの話だろー？」
「ぶっ！！」
「どうした風丸」
風丸が緊張していた傍ら、彼ら＿＿美琴、吹雪、不動の三人の会話は着々と進んでいて、普段の美琴ならば絶対に発しないだろうその言葉に、風丸は思わず吹き出して噎せてしまう。
隣で訝しげに風丸を視界に捉える美琴、そしてニヤニヤと笑みを浮かべる不動、不動のような笑みを浮かべてはいないものの「急にどうしたの風丸くん」と、これまたタチの悪い質問を投げかける吹雪。そんな彼らに注目された風丸は、軽く咳払いをして言葉を告げた。
「あ……いや、すまない…………」
「いやどうした」
「あー、風丸は今日お前が女になる夢を見て複雑な心境なんだとよ」
「は？風丸どういう趣味してんだよ」
「……俺だって好きで見たわけじゃない」
不動のフォローを無駄にしないためにも、風丸は内心では動揺してばかりではあるものの、それを顔に表出しないことに全神経を集中させた。すると、神様は彼＿＿風丸一郎太に味方をしてくれたようで、美琴は「まあでも、」と、すんなりと話題を変えた。
「不動が勧めてくるオカズよりはマシか」
「おい……」
「へー、不動くんどういうのが好きなの？」
唐突に攻撃の対象となった不動は、先ほどまでの余裕はどこかへ、若干の焦りを見せる。そして、面白そうな話題を逃すはずのない吹雪は、美琴へさらに話を振る。しかし、先ほど不動に助けてもらった風丸が吹雪の悪巧みを見逃す筈も無く「…あのなぁ、お前ら」と話題の行方を何とか押し留めようと試む。しかし、それだけでは美琴を止められる筈も無かった。
「不動は美人なおねぇさんが好きだよな？残念ながら俺のタイプじゃないけど」
「西川、お前はこれ以上話を広げるな」
「＿＿ぶっ！！おい風丸なんで俺だけにお湯かけんだよ！」
「お前はダメだ俺が許さない」
「いいじゃないアナタ、今日は美琴ちゃ＿＿くんが乗り気なんだから」
「いやダメだ」
「どこの亭主関白だよ」
ーーーーーー
このお風呂のパートが1番描きたかったところです()
不動くんは年上好きだったらいいなあ、
なんて想いも込めて。
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ミルクたっぷりのコーヒー牛乳が飲みたい→← 想像するくらいならいいですか？ ＊
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ロボッピ(プロフ) - 続きがすごく気になります。更新頑張ってください (6月30日 18時) (
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作成日時：2020年10月4日 3時
