ひまわりみたいな君と

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私たちは幼馴染みだからやっぱり仲が良かった。メンバー同士お互い支え合ってきた。

だからこそ今回みたいな喧嘩は初めてだった。

確かに私に弾の気持ちは理解できなかった。

弾は曲を作って振り付けも考えてなんでもできてすごいなって思っていた。

だけどなんでもできる弾にもたくさんの悩みがあった。

弱音を吐いたことがない弾の支えになってあげたかった。

少しでも気付いてあげられてたら、。

屋上のベンチでそんな事ばっかり考えている。





A「はぁー、、、、。」





みんなの前であんなに熱くなってしまった。
謝らなきゃ、そう思っていたら。





宝「そんなに長いため息ついたら幸せ逃げるで。」





宝が屋上のドアにもたれかかり、笑いながらそういった。





A「宝、、。」





宝「どしたん。そんな暗い顔して。Aらしくないやん。」





私の隣に座った宝がそう言って笑った。





A「ごめんね。みんな悔しいはずなのにあんなこと言っちゃって。」





宝「こうなったのは誰のせいでもない。みんなわかっとったって。もちろんAのせいでもない。」





宝があまりにも優しい声で言うから堪えきれなかった涙が溢れる。





宝「弾もAも、ちょっとすれ違っただけやん。深く考える必要ない。ほら、みんな心配してるから戻ろや。」





そう言って私に手を差し伸べる。





A「ごめんね、、、。」





涙が止まらなかった。自分の惨めさと、無力さに腹が立つ。





宝「あーあー！もう泣いたらあかん！みんながもっと心配してまうやん。ちょっとブサイクになってるし、。」





A「な、！失礼だよ、！、、、よし行こ！」





宝「ごめんごめん、。ほら泣き止んだらもっと可愛くなった。」





そう言って私の頭を撫でて手を取った。そしてドアに向かって歩く。








ほんとにこの人には敵わない。何故か心を見透かされてる気がした。慰めてくれて、欲しかった言葉をくれて。やっぱり、、私、、

" 好き "





















ごめんね。やっぱり抑えれそうにないよ。






でもちゃんと隠すから。だから、許してください。






メンバーに『 恋 』してしまった私を。

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