「好き」は言葉で 【２】

予告 ページ40

Aside

あ「何か喋って〜。」

2「撮んなよ。」

あ「今度はいっしょに撮ろうって言ったじゃん〜！」

2「それ今のことじゃないんだけど。」




2「はぁ〜〜、、」

あ、怒った？

2「A。、、、、、いつかしようね。結婚。」

あ「え」

カメラのレンズをじっと見つめる二階堂くんをガン見する私。

2「それがいつなのかは俺にも分からないけど、するとしたら相手はAって決めてるから。」

どうしよう、、

この言葉や表情をちゃんと残しておきたいのに、

手が震えて携帯を持つ手が安定しない。


2「何か言って？」

あ「あ、えっ、、、、、、、、、はい。」

2「ん。恥ずかしいから早く止めて。」

このビデオ、一生大切にしよう。







2「手、繋いでいい？」

あ「うん、、」

やっぱりクリスマスってすごい。

2「毎日俺の服着る？」

あ「じゃあ二階堂くんも私の服着る？」

2「なんでだよ(笑)」

あ「だって、私が毎日着たら、服ないじゃん。」

2「冗談なんだけど。」

あ「うん、私も。」

2「いや、分かんねえわ(笑)」

そんなの信じるほどバカじゃないんだけど。




あ「さっきのは冗談じゃないよね？」

2「さっきの？、、あぁ、冗談に聞こえた？」

あ「ううん、ただ急すぎて。」

2「たしかに。俺もびっくりした。」

あ「え、そうなの？すごい淡々と言ってたのに。」

2「なんか口から出てた。」

なんか、、、軽くない？

あ「ふーん。なんかそれ危ないね。」

2「何が？」

あ「ポロッと言っちゃうってことでしょ？」

2「お前の顔見たらね。」

うわ、、、そうきたか。

あ「、、、ずるい。」

2「誰にでも言うわけないじゃん。バカなの？」

でた、バカなの？

でも私の言いたいこと先読みして、ちゃんと安心させてくれる二階堂くんからしたら、

いちいち不安になっちゃう私なんてバカなんだろうな。




あ「バカでいいよ。嬉しい。」

2「ドMじゃん。宮田じゃん。」

あ「あはは、やった！」

2「変なの。もう寝よ。」

あ「あ、うん/ / /」

二階堂くんに引っ張られるがまま付いて行ったけど、

2「大丈夫、何もしない。今日は疲れてるから。」

あ「えっ！！あ、そうだよね！」

やらかした、聖なる夜だからって浮かれすぎた。

恥ずかしい！！！！！

2「まぁ、Aがどうしてもって...

あ「言わない！言わないから！寝よう！」

結局はこういう流れになっちゃうんだよね、、

お幸せに→←今度はいっしょに

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