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危険スイッチ ページ36

2 side

やばい。

自分でも分かる。スイッチが入ったような感覚。


照れてるくせにしっかり俺の背中に手を回してるこいつが、愛おしくて仕方ない。

2「こっち向いて。」

あ「え、ちょ、んっ!!!」


久しぶりに触れたそれは想像以上に柔らかくて、どんどん深くなっていく。

苦しそうに涙を溜めた顔が、俺をもっと壊す。


あ「はぁ、、こんなの、初めて、、、」

なんとなく気づいてた。Aは純白の塊だって。

だから、無意識のうちに今まで避けてきたけど、もうダメかもしれない。

そりゃあ俺だって男だし、Aのこと好きだし。

結構我慢した方だと思う。



あ「珍しくてびっくりしちゃった。」

珍しい、ね。

2「もう一回。」

あ「え!...

驚くAの口を塞ぐように覆う。

まだ慣れてなくて辛そうだけど、もう諦めてるのか全てを委ねてくれる。






ゆっくりとTシャツの下に滑りこませ、ようとした。


あ「ん〜〜〜〜!!!!!待った!!」

2「いってぇ、、」

あ「あ、ごめん!!」

あんなにクタクタになってたのに、どこにそんな力があったんだってくらいの強さで押され、ソファから落ちた。


2「いや、俺も、ごめん。」

、、気まずい。

というか、結構ショックで何て言っていいのか分からない。

あんなに嫌がられるとは思ってなかったから。

勢いに任せたのが良くなかったかな。

2「はぁ、、」

俺ってほんと、、

あ「ごめんなさい!!」

2「え?」

あ「嫌とかじゃなくて、ただちょっとびっくりして、こ、こんな突然くるものだと思わなかったから、、」

2「あー、怒ってるわけじゃない。」

下向いて早口で話すAに、また反省。

あ「?」

2「さっきの溜息は、自分に。」

あ「よ、かった〜〜。嫌われたかと、、」

2「バカ?」

あ「なっ!!」

もういつもの空気。ちょっと安心する。

2「おいで。」

やっぱりこっちの方がいい。

2「ごめん、俺今日おかしくなってた。」

2「もう大丈夫だから。」



あ「私ももう大丈夫。」

2「そ。良かった。」

あ「そうじゃなくて。もう、心の準備、、できた。」

2「、、は?」

静かだなと思ったら、、何を言ってんの。

あ「もう大丈夫。」

2「いや、いいよ無理しなく....っ!!」

え。

何今の。

キス、された?Aから?

あ「お願いします/ / /」



珍しすぎるその行動に、俺のスイッチは簡単にまたオンになった。

いつか→←恥ずかしいことも



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設定タグ:キスマイ , 二階堂高嗣   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:ちーず | 作成日時:2018年3月6日 13時

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