ライブは特別 ページ32
Aside
ツアー当日。
初めて明里さんと来れたことがほんとに嬉しくて、始まる前からワクワクしてる!
けど、明里さんはこの暑さにイライラしてるみたい(笑)
6月の終わりだから、ほんとに真夏って感じの気温と日差し。
明「Aちゃん元気だね〜。さすが3歳も下だと体力の差が分かるわ。」
あ「今日はテンションが上がってるだけです(笑)」
会場や、他の友達と写真を撮りまくっていると、母親のような目で見つめてくる。
明「早く冷房の効いたとこ入りたい〜。」
明里さん、せめて会場って言って、、
そして冷房よりもキスマイを待ち望んで、、
・
・
・
あ「明里さん!あと3分!!あ〜、ドキドキする!」
明「ふふ、かわいいなぁ。」
去年のライブは不安がいっぱいで、
周りの声援に嫉妬しまくって、とにかく気持ちが荒れてた。
あの時私はすでに別れを決断してたのかもしれない。
だけど今は、ただ二階堂くんが好き。
余分なものが取れたみたいですごく気持ちがいい。
「「「きゃぁぁぁあああ〜〜!!!」」」
この声援は未だに複雑だけど、
負けないくらい楽しみましょうね!先輩!!
明「きゃぁあ〜〜〜〜〜〜!!!!!!」
うん、大丈夫みたい。
かっこいい、かわいい。
私が好きになった、アイドルの二階堂くん。
やっぱりキスマイとして輝いてる彼は別格。
あ「あ、旦那様がこっちにいらっしゃいますよ!!」
嬉しいことに、センターステージが近い席だったので肉眼でも顔がよく見える。
明「ちょっと!/ / /」
ふふっ
いつものかっこいい先輩の姿じゃないくらいに、キャーキャー叫んでる立派なオタクなのに、
千賀くんをみる目は恋をする女の子のようにキラキラしてて、
先輩ながら、ほんとに可愛らしいと思う。
千賀くんも私たちを見つけてくれたみたいで、必死に手を振ってる。
‘‘ ス キ ”
あ「きゃ〜〜!!!!!」
今度は私が叫んじゃった。
だって、だって!!
まっすぐ明里さんの方みて、口パクでそう言った千賀くんがあまりにもカッコよくて、、
当の明里さんは千賀くんのうちわで顔を隠して照れてる。
なんだこのカップル、かわいい。
結婚するとは思えない初々しさ。
明里さんの反応に満足した千賀くんが、今度は、
“ に か い ど う ”
と口パクで言い残して、華麗に滑っていった。
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作者名:ちーず | 作成日時:2018年3月6日 13時