女々しい? ページ3
2 side
2「俺そんなにキツくなった?そんな変わった?」
s「んー、俺はそうは思わない。ただ、単純に元気が無くなった感じ。目標を見失ったような、、」
千賀も表し方が分からないようで、語尾が小さくなっていく。
2「そっか、、」
s「それに、最近になってさっきみたいな顔、よく見るから。」
2「よく見てんな(笑)」
s「だろ?(笑)」
2「たしかに俺、別れてすぐは平気で、何も感じなくて。いつかは別れるって思ってたし。」
2「顔とか声とかは、もうぼんやりしてんのに、今になって思い出すんだ。笑った顔とか、泣きそうな顔とか、仕草とか。」
2「そんで、千賀の惚気とか聞いてると、無性に会いたくなったり。」
s「なんか、俺のせいじゃん、、」
2「だな。」
s「おい!(笑)」
2「でもさ、もし今会えたとして、自分がどういう感情になるのかは全然想像できない。」
2「前みたいに、好きだって自覚するかもしれないし、その反対かもしれない。」
s「反対?」
2「、、あぁ、やっぱ違うわ、みたいな?」
s「うわ、何それ、残酷(笑)」
2「冗談(笑)たぶん、そこまでにはならないけど。」
s「連絡しないの?あ、もう消したか。」
2「、、消しては、ないけど。」
そう小さい声で言う俺をチラッとみて、ふっと笑った千賀に腹が立つ。
なんか、未練タラタラみてえじゃん。
s「連絡、してみたら?」
2「、、彼氏とかいたらヤバいじゃん。」
s「ぶっ!!!!!」
今度は耐え切れなかったみたいで、吹き出した。
2「汚ね。」
s「え、なに?どした?恋する乙女なの?」
2「は?」
s「そんなにビビりだっけ?いや、ビビりではあるけどさ、、え?超かわいいんだけど(笑)」
呆然とする俺を無視して、まだ笑い続ける千賀。
さりげなく俺を貶しながら、最後にはかわいいとまで言いやがった。
俺は真剣に言ってんだけど。
s「はぁ、面白い。宏光も連れて来れば良かったな。」
いい加減、苛立ちを覚える。
s「いや、ごめんって!だって、、ふふ(笑)」
2「もういいよ。」
s「怒んなよ〜。でもさ、別に良くない?連絡くらい。」
2「でも、フラれたわけだし。」
s「まぁ、そうだよな〜。難しいよな。」
s「偶然で、会えたらいいのにな!」
・
・
・
家に帰って、改めて考えたけど、
やっぱり連絡くらいしてもいいもんなのかな。
とか思い始めた。
だけど結局そんな勇気もなくて、1か月が経った。
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作者名:ちーず | 作成日時:2018年3月6日 13時