私のはじめては全部、キミ。

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スナオ「よかったぁー！」





は、はぁ……


よかった、








ユウキ「生き返った？

さっきの暗殺とか
革命とか冗談だからね、」









ほんのり微笑んで、標に伝える

なに？この人そんなことも言ってたの？









ありえない、









スナオ「何言ってんだよ、あんなの冗談なわけ、！」



ユウキ「間違えた答え、
送信しちゃったのだれだっけ？」



スナオ「……」



ユウキ「あーあ、リング欲しかったなー」








と、ムカつくような言い方をしながら
ポケットに手を突っ込み出ていった









「間違えた答え、？」




スナオ「俺が送信しちゃって、」









バツが悪そうに……。









「……あなたは悪い人じゃないのは知ってるよ」



スナオ「え？」








小さい声で、聞こえないように言ったのに
本人に聞こえてしまっていたようで

話をそらすため、私は標へ目線を向ける









「大丈夫？」







標は、ここにいるはずのない私を見ると、
一瞬驚いたような表情をした









スナオ「起きれる？」








肩を押してもらいながら、体をおこす標

起きたあとは、もちろん私をじっと見つめている。








スナオ「大丈夫？標くん」






標の背中をはらう彼








標「やっぱりキミを選んで正解だった」



スナオ「バカだから？」









彼は、ちょっと切なそうに笑った








標「いろんな意味でね」








どこか遠くを見ながら、標は息をする



私も、この人を選んで良かったと思うよ









少し落ち着けば、こちらに標の目が向いて…。


何故かここにいる私を、
本物か疑う様に全身見渡すと、




標は私の背中に腕を回す









でもその腕には、ほとんど力がない









「無理しないで、」








まだ息が切れているし
ふらふらしてる、




私も、彼の体を支えるように、抱きしめ返す









標「なんでここにいるの？」









標「なんで、？」









標の消えそうな声









「……ごめん」









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