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ダイキ「まじか、」
ヒロシ「大丈夫。ゼロがいる。
ゼロを信じよう。」
「……はい」
でも、水はもう私の口の辺にある
死にたく、ない
標ともっと一緒にいたい、
伝えたいこと、またあるよ、?
せめて、、、、、死ぬなら標と一緒に……
それか標の前がいい、
そんな思いと、
昔の嫌な思い出がフラッシュバックして、
「はっ、うっ、はっ、うっ、!!!」
か、過呼吸、になりかけ、てる、わたし、
ヒロシ「えっ、ちょっ、Aさん?!」
ダイキ「過呼吸になってる!
Aさん!深呼吸してください!」
わかっ、てる、
はっ、うっ、、!
ヒロシ「吸ってー、吐いてー、」
ヒロシさんのテンポに合わせて、
呼吸を整えていく……。
ふぅ、はぁ、ふう、はぁ、、
ちょっと落ち着いたかな、
・
・
「ごめんなさい、迷惑かけちゃって、」
ヒロシ「いえいえ、」
まだこの時は気がついてなかった、
水面はもう、口ギリギリまで来ていることを。
やばい、!
どうにかして逃げようと、
背伸びを必死にしながら手錠をガチャガチャしてみる
口の中に水が入ってくるけど
今はそんなこと気にしていられない、
とにかく手を動かして、どうにか手錠から離れたい
ん、ん、、、
水のおかげで、手錠の摩擦がなく手が抜けそう
いけるかな、
手を、折りたたむようにして細くして
すうっと、手錠から手を引いてみた
「ぬけ、た」
うそ、
私の手が小さいおかげで手錠から抜けた、
でも、部屋には防犯カメラがついている
バレないように後で手を繋ぎながら
棒に足をかけて上にあがる
標!ゼロさん!
もうこの際、どちらでもいいから早く!!
すぐそこにいるヒロシさん、ダイキさんは
ふたりともただただ他のグループが正解をするのを待つことしか出来なくて、何も話していなかった
あぁー!、足がつっちゃう!!
早く水抜いてよ!!!
今はもう27分ぐらい?
あっ、
もう、だめ、
私は
諦めたと言った方がいいのかな、
でも、もうすぐ誰かが正解して水が抜けるんじゃないかなっていう希望をもって
たくさん空気を吸ってから
目を瞑り足を下ろして、
下に沈んだ
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あんず(プロフ) - なっつんさん» お返事が半年近く遅くなってしまって申し訳ございません……!ありがとうございます!!大好きだなんて言ってくださって本当に有難い限りです!!ぜひ、またお話読み返してくださったら嬉しいです!! (2019年5月27日 17時) (レス) id: c8152cd10b (このIDを非表示/違反報告)
なっつん - 読み進める程、標くんのカッコよさが凄くてとってもきゅんきゅんします!!他の作品であんずさんの事を知ったのですが、この作品も最高でとても大好きです!!すぐに一番右の星押しちゃいました笑応援してます!! (2018年12月31日 2時) (レス) id: 29e38c5e22 (このIDを非表示/違反報告)
あんず(プロフ) - すうちゃんさん» そう言って頂けて本当に嬉しすぎます!!こんな作品ですが、これからもよろしくお願い致します!ありがとうございます!! (2018年8月26日 23時) (レス) id: c8152cd10b (このIDを非表示/違反報告)
あんず(プロフ) - スティンガーさん» そうです!ですが、梨本さんの下のお名前が無いようなので、ダイキで書かせていただいております。わかり次第書き換えますが、何卒ご了承ください。 (2018年8月26日 23時) (レス) id: c8152cd10b (このIDを非表示/違反報告)
あんず(プロフ) - 浮所 ねいさん» こんな作品ですが、、、ありがとうございます!!!ものすごく嬉しいです!頑張ります! (2018年8月26日 23時) (レス) id: c8152cd10b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あんず | 作成日時:2018年7月16日 23時