fighting ページ44
晴れ渡る晴天の空は、何度見ても心中の悪いものを消し去ったような気分になりますね。
憎いほど空が青い、というのも、少しだけわかる気がします。
遠くの方を飛び離れていくヘリコプターの音が耳に残る中、屋上の広々とした床の中心に落とされた大きな袋を取りに、日の元へ歩を進めました。
「この人数の3食分となると、やはり多いな」
「1番重いのは俺が持つぜ。袋は4つあるが、姫宮、持てるか」
よっ、と声を出し最も重量感のあるものを鬼龍さまが肩に担ぎ、神崎さまがその次に重そうなものを持ち上げました。
「坊っちゃま、わたくしがお持ちしましょう」
「大丈夫だよ！僕だって活躍してみせるもんっ」
「そうか、ほらよ」
鬼龍さまのお渡しになった袋を坊っちゃまは苦い顔で持ち上げ、その細腕から落としてしまわないか気が気でありません。
何か自分も貢献したい、そんな思いがあるのがひしひしと伝わってきます。
そんな坊っちゃまに、わたくしも鬼龍さまも何も言いません。
主人の成長を温かい目で見守るとしましょう。
「無茶はせぬようにな。では、戻ると致そう」
微笑みを浮かべた神崎さまが踵を返して校舎の方へ行かれ、わたくしたちはその後を追いました。
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純(プロフ) - Knight を護る騎士でいたかったさん» 普段穏やかな人ほど、怒ると怖いですから。 (2017年11月20日 18時) (
レス) id: 2f1edb35cc (このIDを非表示/違反報告)
Knight を護る騎士でいたかった(プロフ) - 純さん» きっと真顔…普段は笑みを絶やさないから絶対に怖いよ (2017年11月20日 17時) (レス) id: 7e00625b4b (このIDを非表示/違反報告)
純(プロフ) - Knight を護る騎士でいたかったさん» 弓弦さんはともかく、皇帝さんのガチギレする状況がわからないですね (2017年11月20日 17時) (レス) id: 2f1edb35cc (このIDを非表示/違反報告)
Knight を護る騎士でいたかった(プロフ) - 純さん» 恐ろしっw (2017年11月20日 12時) (レス) id: 7e00625b4b (このIDを非表示/違反報告)
純(プロフ) - Knight を護る騎士でいたかったさん» 怒ってる間ずっと笑顔だろうな・・・ (2017年11月20日 12時) (レス) id: 2f1edb35cc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：純 | 作成日時：2017年11月17日 20時
