死んでたまるか同盟 (ページ5)

今日:9 hit、昨日:6 hit、合計:30,960 hit

fighting ページ5

「おれとリッツ、レイと～・・・オオカミっぽいやつ！でちょっと二、三日寝床の周りを探索しててな。宇宙人を発見したんだ。あいつら案外弱いから、ちょーっと縛って捕まえて様子見てたら気づいたんだよ。完全に日が落ちてから宇宙人たちは活動停止する！というか、自身の影に入って行くんだ！日の出の時間になったらもとの状態で元の場所に戻ってくる。うっちゅ～☆って言っても何も返してくれなかったけど、やっぱ宇宙人はすごいな！」

長文お疲れ様です。

一番最後のはいつものことなのでスルーしておくとして、朔間兄弟のいるユニットに同じ部屋で寝泊まりしてもらうのは選択ミスでなかったようで安心した。

NOFAの生態観察は助かる。あいつらは力も怪力というわけではなく十分人の力で攻撃できるが、それでも自ら相対し捕らえようとはするのは難しい。見た目的にも、精神的にも。

夜は一度もNOFAを見かけなかったのは、そういうことか。
影に入る、ね。見た目以外で初めての人外らしさを感じる能力だ。NOFAにとっての睡眠みたいなものかな。

NOFAの特徴といえば、前述した通り顔がない、ということだ。
目も鼻も口もない、のっぺらぼうのような顔。
体がヒトより大きく、例えるなら三毛縞さんが一回り大きくなったくらいのサイズだ。
そして服は一切纏わず、筋肉のついた赤褐色のマネキンのような容姿をしている。
口がないため声を聞いたことはないが、音も無く迫ってくる怪物には恐怖しか感じない。
逃げてるうちに気づいたが、NOFAが辺りを感知するには振動と音を利用しているようだった。
地面に這いつくばってる時は振動、二足歩行の時は音、というように。

レオさんから告げられた情報をしっかりとノートに書き出した。