死んでたまるか同盟 (ページ36)

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探索初日は昼間にあれを捕まえて、一旦音楽室に帰還。
あれを捕まえたってことをKnightsとUNDEADの他のメンバーに伝えると、各々安堵と共に心配する言葉もかけられた。

「無事生きて戻られて、安心しました。ですが、いくらLeaderが奇行に走る方だとは言え、敵はunknown。それにmemberも不安要素のある方々ばかりですし、くれぐれも無茶はしないでくださいね」

「今は冷静に諭してるけど、司ちゃんったら、王さまたちが帰ってくるまでそわそわして落ち着きが無かったのよォ？ほんと、可愛いわよねェ♪」

「そういうなるくんも浮かない顔だったよねぇ」

「あら、泉ちゃんも人のこと言えないでしょ。一番心配してたのは泉ちゃんじゃない♪」

「な、何言ってんのぉ！？ちょ～むかつく・・・」

あのKnightsが、こんなに仲間思いみたいになるなんてねぇ。吊り橋効果みたいなものかな？

ナッちゃんに俺たちが席を外している時の様子を言われ狼狽するス～ちゃんに、むかつくと言いつつ表情が普段より柔らかめのセッちゃんを見ているとなんだかちょっとあったかくなった。

俺と王さまは目を見合わせて、笑いを零す。

セッちゃんがそんな俺たちを見てまた小言を垂れるのだった。

「朔間先輩、大神、怪我はないか」

「あん？んなもんね～よ。心配してくれてありがとな」

「わんちゃん素直にお礼言えたんだね～。俺、男には興味ないけど、頑張った2人にはちょっとくらい優しくしてあげようかな」

「ならば、全て終わった後にレッスンに参加してくれればよい。それで満足じゃからのう」

「俺も腕っ節には自信がある。俺も手伝っては駄目だろうか」

「いや、天然の塊みて～なテメ～にはやらせらんねぇな・・・」