別れ ページ22
「アキース···」
町長夫妻がアキースの本当の両親だと知ってアキースは照れくさそうにそっぽ向いている
アキース「こんなの平気だ!
かすり傷だ!」
アキースが町長夫人の手を掴んだ時だ
アキース「···母ちゃん···」
「···!!」
アキース「母ちゃんの手···暖かい···」ポロポロ
アキースは母親に抱きしめられながら大泣きした
やっとの再会を得て互いにその喜びを噛み締めた
ルフィ「いいのか?」
ボロード「あぁ、アイツはあそこが一番幸せなんだよ
泣き虫で···どうしようもねぇ奴だが···
居なくて清々してるさ
宝の山も俺独り占めだ」
ボロードは目に涙を浮かべている
ゾロ「···その必要はねぇみてぇだぜ?」
アキース「ボロード!!」
ボロード「アキース!!
お前···なんで!?」
アキース「置いて行こうだってそうは行かねぇぞ!
こんな事だろうと思って隠れて正解だったぜ!」
ボロード「だが、お前···
折角、本当の両親に会えたのに!」
アキース「母ちゃん達には言ったよ!
自分の事は自分で決めれる!」
ボロード「だが···お前···」
アキース「俺達!
世界一の泥棒兄弟だろ!?」
ボロード「···あぁ···」
アキース「えへへ♪
あ、そうだ!
ねぇ、悠雨姉ちゃんって恋人居ないの?」
悠雨「え?
居ないけど···どうして?」
アキース「ならさ!
ボロードのお嫁さんになってよ!」
『何ィ!?』
ボロード「アキース///!!
お前、何言って···///」
悠雨「えっ···///!?」
ルフィ「ダメだ!
悠雨は俺らの仲間だぞ!!」
アキース「なら!
大きくなったら俺が姉ちゃんを搔っ攫いに行くよ!」
ナミ「私達から盗めるものならやってみなさい!」
ルフィ達はボロード達と別れ再び航海へと出るのだった
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