その名前の威力はどれ程か。4 ページ40
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…………な、何だってーーーーーーーーっ！？
なんて偶然だっ！
死ぬ程不愉快な偶然だがな。
てか、どうしよう…。
私、結構名乗っちまっているぞ。
日本号「(あの顔、何度も名乗ったな。)まぁ、俺から言っておいてなんだが、其処まで気にする必要はねぇと思うがな。話は変わるが、お前は此処から脱出する方法を何か思い付いてるか？」
A『方法ですか？はい、実はありますっ！』
日本号「ほぅ。聞かせてもらおうじゃねぇか。」
日本号さんは顎を一撫ですると、ニヤリと笑って身を乗り出した。
お、お髭触りたいっ！
A『は、はいっ！此処から地上まで結構な高さですが、井戸としてはそう深くありません。ですので、日本号さんを含めた三名が肩に足を乗せて立てば、井戸の縁に届く高さになるでしょう。一番上の方が脱出出来れば、梯子を持ってきてもらって私達も脱出出来ます。』
日本号「下二人が台になるってわけか。」
A『はい。バランスを崩して倒れたら危険ですし、体格的に日本号さんが一番下になるでしょうから、かなり負担になると思いますが…。』
日本号「まぁ、今の状況じゃそれしか方法がねぇからな。それに、俺はたったそれだけで負担になっちまう程ヤワじゃねぇぜ。安心しな。」
そう言い、日本号さんはニカッと笑う。
もうホントマジで何なんだよ、カッコいいおじ様が屈託なく笑うとか最高かよ。
そう思っていると、長曽祢さんの笑った顔が頭に浮かんだ。
長曽祢さん、帰ったらどんな顔すんだろ？
怒った顔か、呆れ果てた顔か、心配した顔か…。
……絶対に貴方の元に帰りますから、だから、またいつものように笑ってください、長曽祢さん。
私は膝の上に重ねて置いていた手を握り締めた。
日本号「それじゃあ、他の奴らも顕現しろ。」
A『あ、はいっ！』
私は頷き、太鼓鐘さんに手を伸ばした。
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嗣美 - ふふおさん» コメントありがとうございますっ！長曽祢さんの夢小説少ないですよね。私もそれが悲しくて自分で書いてしまいました。なので、楽しんで頂けて嬉しいですっ！これからも楽しんで頂けるよう頑張りますっ！！ (2017年9月26日 1時) (
レス) id: c02e9c13bb (このIDを非表示/違反報告)
ふふお(プロフ) - 長曽祢さんの夢小説は比較的数が少ないので、この小説だけが供給源です！ 楽しみに待ってます！！ (2017年9月25日 23時) (レス) id: 0eff09d945 (このIDを非表示/違反報告)
嗣美 - 「」さん» コメントありがとうございますっ！五つもあるので結構長いと思いますが、それを一日で全て読んでくださるなんて嬉しいですっ！！続きは只今作成中ですので、暫しお待ちを。 (2017年9月17日 19時) (レス) id: c02e9c13bb (このIDを非表示/違反報告)
「」 - 今日、この作品を見かけまして一番初めから見てきました！！息をする間もなく見終わる位にパソコンに食いついていましたｗ。続きがとっても気になります！！更新待ってます！ (2017年9月17日 14時) (レス) id: 7f2420204c (このIDを非表示/違反報告)
嗣美 - リズさん» コメント、応援、お褒めの言葉をありがとうございますっ！！いえいえ、そのお言葉が励みになりますから、とても嬉しいですよっ！(*´ω｀*) (2017年8月3日 17時) (レス) id: c02e9c13bb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：嗣美 | 作成日時：2017年6月18日 20時
