今日:2 hit、昨日:3 hit、合計:9,870 hit
小|中|大
・ ページ6
.
浮所 「ごめんね…じゃ、移動しよっか」
俯くAちゃんがなんか可愛くて、
頭に置こうと動かした手を止めた。
…ダメだ、こんなことしたら嫌われちゃうかもしれない
よく好きな人の前だと理性が効かないって聞くけど、俺の場合はその逆なのかもしれない。
Aちゃんに嫌われたくなくて、
好きって気持ちをグッと抑えてる。
……これがいつまで続くのか分からないけど
『……えっ、ここに空き教室なんてあったんだ…』
俺らがいつも昼休憩時に過ごしてる理科室の隣の部屋に招き入れると
口をポカーンとさせたAちゃんが小さく言葉を漏らした。
浮所 「ここ、俺らしか知らないから内緒だからね?」
『…入って大丈夫な場所なの…?』
浮所 「うん、大丈夫だよ
ほら、先生から許可も貰ってるし」
そう言いながらこの部屋の鍵を見せると
Aちゃんはほっとした様子を見せた。
…こんなキメて言ったけど、
実際は 天文部の那須が顧問の先生に預けられてるだけなんだけど……
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます
218人がお気に入り
218人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:梨 夢 | 作成日時:2018年7月1日 17時