6 ページ7
風見「え、迎え方ですか?」
普通でいいんじゃないですか?
いやいや、素っ気なく淡々とやればいいのかおもてなしすればいいのかわからない…。
そもそもどちらの姿で来るのかも分からない。
風見「諸伏さんは優しい方です、それ故に誰よりも想いを背負いがちです。いつも通りの日苗さんの方が安心すると思います」
わかりました。と通話を切ると時計は予定の0時を過ぎていた。
何でも応えられるように準備だけしておこう。
コンコン。
音が聞こえたのは2時だった。拳銃を忍ばせて扉を開けると痛いのか肩を抑えた息を切らせた諸伏さんの姿。
A「と、とりあえず中へ!」
どういう状況?と疑問は沢山あるのを抑えて裏場ではなく私の部屋に運んだ。鍵を閉めると同時にふぅと長いため息と共に廊下の壁にもたれるように座り込んだ。
諸伏「…ごめん驚かせて」
A「状態を見ます、失礼します」
服装を見るに組織の仕事。それにしてもこのボロボロ具合は珍しい。
諸伏「予期しない増援だった…」
黙ってくださいと遮ると黒のワイシャツを脱がせた。
綺麗な筋肉に見蕩れる自分を抑えて、ほぼ初対面状態の諸伏さんをパンツ1枚まで脱がせた。
普通ならただの変態だろうけどまずは手当が先!
A「頷きで答えてください、」
飲毒の有無、撃たれたかなど念の為聞いたら何事もなくただの擦り傷ばかりのようだった。銃弾が掠った傷や森の中に逃げ込んだのだろう木の破片が刺さったりしていたからただバイ菌は入ってそうだなと思った。
A「コードネームが与えられるとかなり難易度が高いミッションがあるんですね」
消毒液を吹きかける度に諸伏さんは身体を強ばらせた。
手当が終わると部屋まで連れていこうと思ったが相当お疲れの様でそのまま廊下に毛布や枕などを持ってきた。
諸伏「大丈夫…帰るから」
女性の部屋に上がり込むのが申し訳ないと感じた諸伏さんは帰ると言い出した。
A「んなこと言わないでください、何のためのサポート役ですか」
端末のウイルスチェックもしたいしおそらくだけど必ず明日は熱が出るだろう。
A「諸伏さん明日はオフですか?」
諸伏「連絡来なければ」
A「じゃあ泊まってください、私は気にしないので」
ホットタオルで傷を避けながら顔や身体を拭きながら提案する。お店は融通効くし看病しつつ諸伏さんをもっと知りたいし。
諸伏「断っても効かなそうだ…じゃあお言葉に甘えて」
683人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
kne.hrknt (ハル)(プロフ) - ねむさん» コメントありがとうございます!初作品のため、シリーズ全て苗字の設定はしていません💦お名前だけとなっています。今後別の作品では様々な設定をチャレンジする予定ですので今作品はご了承くださいませ。 (2022年9月10日 5時) (レス) @page2 id: d39f522ad8 (このIDを非表示/違反報告)
ねむ - どうやったら苗字を変えられますか…?夢小説の醍醐味は自分の名前にして読めることなので! (2022年9月10日 5時) (レス) id: b95582035d (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 29話にも同じ誤字があります。 (2022年6月29日 18時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 24話、RAMじゃなくて、RUMです。 (2022年6月29日 18時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
ねぎま(プロフ) - あひる子さん» コメントありがとうございます!嬉しいです!私もヒロが好きです!欲張りなせいで方向性迷子ですがこれからも宇宙のような広い心でよろしくお願い致します! (2022年5月15日 18時) (レス) id: d39f522ad8 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:kne.hrknt(ハル) | 作成日時:2022年5月2日 11時