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A「諸伏さん!はやくこっちですよ!」

諸伏「そんなに急がなくてもイルカショーは逃げないよ」

お昼にしようか、と言われお店が並ぶエリアに着く。
人気の魚に関連する様々な可愛い料理がメニューに載っている。

A「迷うなぁ、諸伏さんは決めました?」

諸伏「うん、決めたよ」

私がメニューと睨めっこしていると…。
知っている声が遠くから聞こえた。

A「美和子さん!?」

なんと美和子さんもオフで隣には親友の宮本由美さんが。

佐藤「偶然ね!あら、そちらの方は?」

宮本「美和子からよく聞く幼なじみさんね!…美和子なんでわからないの?彼氏よ彼氏!!」

諸伏「!!!!」

宮本「ほら顔真っ赤!だから邪魔しちゃダメよ!ね、行くわよ!」

真っ赤になった諸伏さんがメニューで顔を隠している。

佐藤「今度詳しく話聞かせなさいよ!!!」

……風のように去っていった。
諸伏さん大丈夫かな?

A「諸伏さん?」

諸伏「ちょっと待って、今変な顔してるから」

メニューを取り上げる。本当に真っ赤だ。

諸伏「A!!!」

こんなウブな26歳居る?
今どき高校生でもこんなのびっくりしちゃうよ。
面白くなってしまった私は諸伏さんに次々とイタズラを仕掛けていくのだった。

こっちに行きましょう!と手を掴んだり。

私も見たいです!と近付いてみたり。

屋台のアイスをあーんさせようとしたり。

私も人に言えるほど恋愛経験はないから、少女漫画の知識を振り絞って…。
そうこうしている間にイルカショーの時間がやってきた。
その間もくっついてショーを見ていた。
シャチが客席に水をかけてくる。

A「諸伏さん!見てください!」

びしょびしょです!と言おうとしたら、急に立ち上がり私の腕を掴んでショー会場を出た。

A「諸伏さん!?」

人気のない場所で止まると今度は肩を掴まれた。

諸伏「……あまりからかわないでくれ」

「その、、耐えきれなくなるから」

その声は震えていた。

A「ご、ごめんなさい」

諸伏「いいの?Aが困るかもしれないよ…?」

A「それって…」

諸伏「オレの大切な人の1人だから…オレはキミを困らせたくないな」

そう言って諸伏さんは自分の上着を私に掛けた。

諸伏「…レインコートの売店見つけられなくてごめんね、この後服買いに行こうか」

A「はい」

終始彼の顔は赤かった。

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kne.hrknt (ハル)(プロフ) - ねむさん» コメントありがとうございます!初作品のため、シリーズ全て苗字の設定はしていません💦お名前だけとなっています。今後別の作品では様々な設定をチャレンジする予定ですので今作品はご了承くださいませ。 (2022年9月10日 5時) (レス) @page2 id: d39f522ad8 (このIDを非表示/違反報告)
ねむ - どうやったら苗字を変えられますか…?夢小説の醍醐味は自分の名前にして読めることなので! (2022年9月10日 5時) (レス) id: b95582035d (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 29話にも同じ誤字があります。 (2022年6月29日 18時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 24話、RAMじゃなくて、RUMです。 (2022年6月29日 18時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
ねぎま(プロフ) - あひる子さん» コメントありがとうございます!嬉しいです!私もヒロが好きです!欲張りなせいで方向性迷子ですがこれからも宇宙のような広い心でよろしくお願い致します! (2022年5月15日 18時) (レス) id: d39f522ad8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:kne.hrknt(ハル) | 作成日時:2022年5月2日 11時

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