花屋の店主は実は公安警察

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｢警部！また今年も…｣

｢何番だった？｣

｢今回は文章なんです…｣

その文章が読み上げられ松田さん思惑通り爆弾のようだ。

佐藤｢ちょっ、松田くんどこ行くの！？｣

松田「円卓の騎士が72番目の席を空けてんだろ？」

……杯戸町の大観覧車！！
きっと直ぐに松田さんや美和子さんがやって来る。その前に…！
勢いよく車を走らせ杯戸町ショッピングモールへと向かった。
たどり着いた時に小さな爆発が起こった。観覧車周辺がパニックを起こす。
逃げ惑う人々に逆らいながら観覧車の真下にやってきた。

72のゴンドラを探すと観覧車の鉄鋼を伝って乗り込んだ。
こういう時に8年培ってきた組織の知恵が使えるのよね。

(松田「絶対に触るな」)

そんな事数時間前に言われたっけ。
どんどんと地上へゴンドラが近付いてくる。私はなるべく体を小さく折り畳んで身を潜めた。

佐藤｢松田くん！｣

松田「こういうのはプロに任せな」

しばらくしたら乗り込んで来た松田さん。

松田「……」

｢何やってんだよA｣

まるで変な物を見るような目でこちらを見てくる。

A｢触ってないですよ｣

松田「本当に来るもんなぁ、お前って」

口を動かしながらゴンドラの下を開けると爆弾が出てきた。時間はゆとりがあるがしばらくして急に観覧車の動きが止まった。

松田「おっと、まずいな」

その瞬間に美和子さんから電話が入る。
松田さんが水銀レバーの話をした時、爆弾の残り時間を示すパネルから文字が流れ始めた。

それはもう1つの爆弾の場所が爆発3秒前に記されるという物だった。

松田「お嬢さん、家に帰る時間だぜ」

その言葉で松田さんは3秒前まで待つつもりだ。

A｢だめ、解体するか逃げるかよ｣

松田「逃げるったってほぼ真上にいるんだ、黒焦げかぐちゃぐちゃのどっちかで変わんねーよ」

A｢それは私にも同じことが言えますよ？｣

松田さんの推理で次の爆弾は病院ってことはわかっているがどこの病院かまではわからない。

A｢見てから逃げる｣

松田「欲張りな…そんな世界は上手に出来てないぞ」

残り1分。

松田「あーもうわかったよ！言うこと聞けばいいんだろ？！」

松田さんが折れました。
下には美和子さんたちがいるからまずい。
爆発3秒前に合わせて扉を開けて煙幕をはる。読み切った瞬間に私にしがみついて貰い飛び降りる。
地上には行かずに観覧車の中心、軸の所に着地をする作戦。

松田「景には見せられねぇな」

話を終えるとすぐ時間が＿＿＿

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