花屋の店主は実は公安警察

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＜諸伏｢明日は何してるの？｣＞

A｢嫌な予感がするので松田さんと爆弾探ししようと思います｣

＜諸伏｢ちなみに今どこにいる？｣＞

A｢警視庁ですよ！松田さんもいます変わりましょうか？｣

松田「ちょ、余計な…！」

＜諸伏｢……変わって欲しいな｣＞

そう言われたので松田さんに変わると席を外した。
遠くで何やら話している。気になるがいくら静かな空間でもさすがに聞き取ることは出来なかった。

＜諸伏｢変わってくれてありがとう、じゃ気を付けて｣＞

A｢松田さん｣

松田「おうよ」

A｢そう言えば2年前に諸伏さんと喧嘩したんですよね？｣

ブブッとコーヒーを吹き出す松田さん。
なんでお前が知ってんだよ、と。

A｢諸伏さんです｣

松田「アイツ自分で…っ」

どんな感じだったんですか？夜は長いんで教えてくださいよ！

松田「お前なぁ、何のためにオールで警視庁にいるのかわかって言ってんのか？」

キラキラの眼差しに負けて両手で頭を掻きむしりながら面倒くせーと一言言ってから渋々話し始めた。




松田side

2年前。
Aに留守を頼まれた花屋に行くと誰かが立っていた。

松田「おう、景じゃねーか」

諸伏｢松田…｣

Aに用か？と聞くと景は震えるように彼女が1人で任務に出た…と声を漏らした。

松田「あー、遠征だろ？知ってるぞ」

そう言うと今度は睨んできた。今日の景はおかしい。

どこに行くか聞いたか、なんで1人で向かったのか、なんで松田は止めなかったんだ！と俺に近付きながら凄い形相で来るもんだから俺でも後退りした。
同時に景はまだ毒の影響で本調子じゃなかった。顔が真っ青だ。

松田「落ち着け景！店ん中で話を聞くから」

諸伏｢なんで松田が店の鍵を持ってる｣

怖ぇよ、コイツ。こんなんだったか？俺の知ってる諸伏景光はニコニコ生真面目でたまに天然かましてくる野郎だぞ？

松田「Aから店を頼まれたんだよ！お前今日おかしいって！！零は近くにいないのか？」

諸伏｢気遣って言わないのなら早く言ってくれ、それかAの口止めか？｣

知らねーよ！
これは俺1人じゃ静れられねぇ。萩原に連絡したら出るか？

＜萩原｢おうどうした陣平ちゃん！｣＞

松田「すぐハルカに来てくれ！景がやべぇことになってる！」

＜萩原｢いつも温厚な諸伏ちゃんが？｣＞

松田「いいから早く！あと班長もだ！うわっ」

スマホが蹴り飛ばされる。
正気じゃねえーよ。そんなにAの遠征が不味いのか？

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